脳トレはこれがオススメ!脳の活性化につながる脳トレ 9選
いきなりですが、ぜひあなたにチャレンジしてみてほしい脳トレがあります。
次の8つの計算問題を30秒以内に解けますか?
(以下の問題はアクセスするたびに数字が変わります)
=□ |
=□ |
=□ |
=□ |
=□ |
=□ |
=□ |
=□ |
残り時間:秒
いかがでしたか?
内容はシンプルな計算問題でしたが、30秒以内に答えられましたか・・・?
もし30秒以内に答えられたのであれば、脳がいい感じに働いていると思います。
でも「30秒では足りなかった・・・」という人は、脳の働きがちょっと鈍っているかもしれません。
ちなみに、先ほどの計算問題の答えは、左から順に、でした!
というわけで、こんにちは!
『あたまナビ』のナビゲーター、高坂です。
今回の記事のテーマは「脳トレ」!
「脳トレ」とは「脳のトレーニング」の略語で、脳を活性化させるためのトレーニングのこと。
今回は脳トレを通じて、あなたの脳を活性化させるためのノウハウを教えちゃいます。
脳トレといえば、NINTENDO DS向けに2005年に発売されたゲームソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」が有名です。
あのゲームソフトがきっかけとなり、いろいろな書籍も刊行され、日本中に脳トレブームが起きました。
ただ、脳トレって、実際にはどんな効果があるのかご存じですか?
実は、脳トレがもたらす効果はすごいんです!
どんな効果があるかをざっと上げると・・・。
脳トレで期待できる効果
- 脳の老化現象の予防
- 認知症の予防
- 認知症の方の能力維持
- 子どもの能力向上
こういった効果があるんですよ。
さて、脳トレについて語る上で、ぜひ知っておいてほしい衝撃的な事実があります。
それは、人間の記憶における脳の働きは、18歳頃をピークに低下するという事実です。
諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授の著書『未来の記憶のつくり方』によると、脳の働きは私たちの加齢とともに落ちていくということ。
私たちの体力は老化現象とともに落ちていきますが、脳の働きもそれと同じように落ちていくんです。
ただ、その落ちていく時期が18歳頃からというのはショックですよね・・・。
でも、心配いりません。
なぜなら、脳をトレーニングすることで、脳の働きが落ちるスピードを抑えられるからです。
筋トレをイメージしてみてください。
筋トレで一度鍛えた筋肉は、そうカンタンには落ちていきませんよね。
ただ、脳トレと一口に言っても、世の中には“脳トレ”という言葉を冠した色々なトレーニングが出回っています。
脳のひらめきが必要となるクイズだったり、脳を限界まで使うような難問だったり・・・。
「一体、どの脳トレが効果的なんだろう・・・」と疑問に思う人は多いのではないでしょうか。
実は、効果的な脳トレには法則があります。
それは、 というものです。
そう、脳トレで大事なのは、脳が沸騰するような複雑な難問にチャレンジすることではなく、それこそ、
なぜ、小学生でも解けるようなシンプルな問題を解くほうがいいのか・・・?
その理由については後ほど明かします。
というわけで、今回は脳トレ特集!
脳トレをおこなう上で知っておくべき脳の仕組みから、効果が期待できる脳トレの種類まで、脳トレに関する知識を一挙に紹介。
この記事を読めば、効率的に脳トレを進められるはずです。
それではまいりましょう!
脳トレは、複雑な難問にチャレンジするより、シンプルな問題にチャレンジしたほうがいい
先ほど、脳トレで大事なのは、複雑な難問にチャレンジすることではなく、
と伝えました。その理由は、脳の「前頭前野」という部分が関係しています。
前頭前野とは、大脳を4つに分けた「前頭葉」「側頭葉」「頭頂葉」「後頭葉」の中の、「前頭葉」の一部。
前頭葉の働きについては、前回の「集中力」に関する記事で以下のように説明しました。
前頭葉とは、私たちのおでこのすぐ奥にあり、脳の中でも一番、目に近い場所にある部位。
この前頭葉は私たちが何かを考えるときに働いている部位。
私たちの思考や性格、感情だけでなく、「やる気(モチベーション)」もここでコントロールされています。
この前頭葉の中でも「前頭前野」という場所は、物事を記憶したり、学習したり、感情をコントロールする役割を任されているんです。
そして、この前頭前野が活性化することで、老化は緩やかになるといわれています。
では、前頭前野はどのようなタイミングで活性化するのでしょうか?
さきほど紹介した『未来の記憶のつくり方』に記載されている内容の一部を紹介すると、たとえば以下のような方法があります。
- 4桁の数字を思い浮かべ、それを逆読みする(逆唱)
- 「た」のつく言葉を3つ思い出し、そのあとお尻に「た」のつく言葉を3つ思い出す
- 後出しじゃんけんをする
上記の方法から、複雑計算など難しいことを考えているときより、記憶を使ってシンプルなことをしているときのほうが活性化していると考えられますね。
普通に考えると、難しいことを考えているときのほうが脳が活性化しているイメージがあると思いますが、脳トレの観点ではその逆だったなんて・・・!
ただ、そんな脳トレも、週2回というピンポイントでおこなう形だと効果は弱くなってしまいます。
週5回など、できるだけ毎日おこなったほうがいいんです。
少しの時間でもいいので、毎日コツコツと続けるほうが効果が出てくるんですね。
“脳のトレーニング”と聞くと少し身構えてしまうけれど、カンタンな計算問題を解くだけでいいのなら、続けられそうですよね。
でも、中には「毎日続けられるかが心配・・・」という方もいるかもしれません。
なので、ここからは脳トレを楽しく続けるためのコツを紹介します!
楽しく続けるコツをお教えしたあとに、オススメの脳トレを一挙に紹介しますので、もう少しお付き合いください!
脳トレを毎日続けるための3つのコツ
先ほどお伝えしたように、脳トレはできるだけ毎日続けることが大切。
毎日続けるために必要なのは、楽しめるかどうかということ。
というわけで、脳トレを楽しく続けるためのコツを3つあげてみました。
脳トレを楽しく続けるための3つのコツ
- 苦手だと感じるトレーニングはしない!
- 数種類の脳トレをローテーションする!
- すきま時間を使う!
それぞれのコツについて詳しく説明しますね。
1.苦手だと感じるトレーニングをしない!
脳トレは消極的におこなうよりも積極的におこなったほうが効果が高まります。
そのためには、ストレスを感じないようにすることが大事。
もし、「この脳トレは苦手だなあ・・・」と思う脳トレがあるのなら、その脳トレは避けてもらって大丈夫です。
せっかく脳を活性化させようと始めた脳トレなのに、ストレスを抱えてしまっては逆効果ですから。
脳トレにはいくつか種類があるので、あとでまとめて紹介しますね。
2.数種類の脳トレをローテーションする!
どんなにお気に入りの脳トレがあったとしても、同じトレーニングばかりだと飽きてしまいます。
飽きてしまうと、続けるモチベーションが落ちてしまうので、数種類のお気に入りの脳トレをローテーションさせるといいでしょう。
前回の集中力の記事でもお伝えしましたが、人間の思考は集中できる時間に限りがあります。
集中力が途切れたタイミングでほかの脳トレに移れば、飽きずに脳トレができるはずです。
3.すきま時間を使う!
脳トレのためにわざわざ時間を作ろうと考えると、逆に構えてしまって、重い腰がなかなか上がらないかもしれません。
そんな人は、脳トレの時間をわざわざ作るのではなく、すきま時間を使うようにしましょう。
脳トレのスマホアプリなどを使えば、電車の中、昼休み、待ち合わせまでの空いた時間などが活用できますよ。
(オススメのスマホアプリはあとで紹介しますね)
脳トレを続けるためには、とにかく、自分にストレスをかけないことが大事です!
さあ、それではいよいよ、あたまナビ編集部オススメの脳トレを紹介していきます!
脳トレの種類は全部で9種類。
脳トレを紹介したあとは、オススメのスマホアプリも紹介していますので、記事の最後までどうぞお付き合いください。
自分に合ったトレーニングを見つけよう!オススメの脳トレ 9選
ここから紹介する脳トレは、どれもシンプルなものばかりです。
これらの脳トレの中から「これならできそう」というものを幾つか組み合わせて、あなたならではのセットリストを作ってみてください。
1.カンタンな計算問題を解く
計算問題と聞くと「学生の頃、数学は苦手だったな・・・」と敬遠する人がいるかもしれません。
でも、脳トレでは難しい計算をする必要はないので安心してください。
カンタンな計算問題とは、小学校低学年で習うような足し算や引き算のことなんです。
計算問題を脳トレに取り入れる場合は、書店で計算の問題集を購入したり、脳トレの計算問題を掲載しているサイトを活用するのがオススメ。
たとえば、以下のサイトは、パソコンやスマホからでも使いやすいのでオススメですよ。
あ、そうそう、このページもアクセスするたびに、冒頭にあった計算問題がコロコロと変わる仕組みを用いています。
だから、このページもぜひブックマークしておいてくださいね。
(スマホをお使いの方は、「ホーム画面」に追加しておいてもらうといいかもです)
2.「すきましりとり」をする
「すきましりとり」をご存じですか?
以下のように最初の言葉と最後の言葉を決め、その間に入る言葉を考えていくしりとりのことです。
このしりとりは、ひとりで遊ぶことができるので、脳トレにオススメなんです。
もちろん、複数人でしりとりをするのもOKです。
ただ、その場合は、条件付きにすると面白いかもしれませんね。
たとえば、4文字という縛りにする「4文字しりとり」や、動物や食べ物の名前だけに絞る「動物しりとり」「食べ物しりとり」などは楽しいですよ。
3.間違い探しを解く
間違い探しは、注意力を高める上でオススメの脳トレ。
早速ですが、以下の間違い探しにチャレンジしてみてください。
以下の絵には左右で5箇所の違いがあります。
あなたには違いがわかりますか?
どうでしたか?
間違いが見つかりましたか?
上記の間違い探しの答えを見たい方は、こちらをクリックしてください。
間違い探しの脳トレをしたい方は、以下のようなサイトを使っていただくのがオススメです。
(幼児向けのサイトですが、なかなか面白い問題が揃ってますよ)
4.クロスワードパズルを解く
クロスワードパズルとは、文章やイラストによるヒントをもとに、縦と横に交差したマスに言葉を当てはめてマスを埋めるパズルです。
書店やコンビニでは、クロスワードパズル専用の雑誌がたくさん販売されています。
懸賞付きの雑誌もあるので、脳トレのためにクロスワードパズルを解きつつ、懸賞へ応募してワクワクするのもいいですよ。
通販で本を買いたい方向けに、Amazonで販売されているクロスワードパズルのページへのリンクを張っておきますね。
5.数独を解く
数独とは、9×9マスの正方形の枠内に入っている、3×3のブロックに「1~9」までの数字を入れるパズルのことを指します。
ルールはシンプル。
「縦と横の各列と、太線で囲まれた3×3のブロックの中に、同じ数字が入らないように数字を入れる」というもの。
一見、難しそうに感じますが、コツをつかむとサクサクと解くことができますよ。
数独もクロスワードパズルと同様、書店やコンビニで数独専用の雑誌がたくさん売られています。
ハマると何問でも解きたくなっちゃうかも・・・。
よかったら、次の数独にもチャレンジしてみてください!
数独の解き方がわからないという人は、以下のサイトで解き方を学べますよ。
6.音読をする
音読とは、声に出して読むことです。
読むものは何でもOK。
自分の好きな本でもいいですし、新聞のコラムや雑誌の記事などでもかまいません。
目で見て「インプット」したものを、口に出して「アウトプット」する。
これを繰り返すと、脳の処理速度が鍛えられるんです。
読むときは、できるだけハキハキと強弱をつけて読むことを意識してくださいね。
7.塗り絵をする
塗り絵も脳トレに効果的なんです。
お子さまのいらっしゃる方は、お子さまと一緒に楽しむのもいいかもしれませんね。
最近では「大人の塗り絵」というものもあり、塗り絵にハマる人が増えてきています。
気になる方は、Amazonなどで「大人の塗り絵」で検索してみてくださいね!
また、あたまナビ編集部でも、塗り絵を用意してみました!
よかったら、以下の塗り絵にチャレンジしてみてください。
私が塗ったら、こんな感じになりました(^ ^)
好きな色を使って、楽しく塗ってみてくださいね。
8.折り紙を折る
折り紙もオススメの脳トレのひとつ。
指先を動かすことで、脳に刺激を与えることができるんです。
今、折り紙の世界もすごいことになっていて、本格的なアート作品を作る人が増えています。
もし折り紙にハマったら、アート作品に挑戦してみるのもいいですね。
折り紙に関する書籍もたくさん売られているので、よかったらチェックしてみてください。
9.利き手と逆の手を使う
利き手と逆の手を使うことでも脳トレになるんです。
たとえば、右手が利き手の人は、あえて左手でカバンを持ったり、スマホを使ってみてください。
ただ、これが一番難しい脳トレかもしれません。
なぜなら、私たちは普段、意識せずに利き手を使っているからです。
すべての行動を利き手と逆の手で行うことは大変なので、気付いたときに「たまには逆の手でやってみようかな」という感じで、ムリなくトライしてみてくださいね。
いつでも脳トレができる!オススメのスマホアプリ 3選
最後に、すきま時間を使って脳トレができるオススメのスマホアプリを紹介します。
以下で紹介しているアプリはiPhone用のアプリですが、よかったらチェックしてみてください。
どんな画面のアプリかは、リンク先で確認していただけます。
以下のアプリは、私が実際に使ってみて「使いやすい」と感じたものをピックアップしています!
いかがでしたか?
今回お教えした脳トレを習慣化すれば、あなたの脳の働きがよくなり、仕事や勉強がもっと捗るはず!
ぜひ試してみてくださいね。
お相手は『あたまナビ』のナビゲーター、高坂でした。
See You!
今回の編集後記
脳トレって、複雑に考えすぎるよりも、シンプルに考えたほうがいいのね。