話題の「歌舞伎」脳と心を喜ばせる嬉しい効果と楽しみ方
あたまナビ運営スタッフ
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日本の伝統芸能であり、多くの人に楽しまれてきた『歌舞伎』。
江戸時代の始めごろから発展した歌舞伎は、2008年にはユネスコの無形文化遺産に登録され、世界的にも人気です。
そして2025年には歌舞伎を題材とした映画が異例の大ヒットとなり、映画だけではなく、実際に歌舞伎に足を運びたいと思っているようです。
そんな今話題沸騰の歌舞伎には、脳や心にうれしい効果があることをご存じですか?
この記事では歌舞伎がもたらす脳や心への効果を紹介します。
「ゼロから楽しむ歌舞伎のポイント」もあわせて解説するので、歌舞伎を見に行きたいと思っている方はぜひお読みください。
歌舞伎は芝居・踊り・音楽の3つの大きな要素によって構成されています。
また日本人だけではなく、海外の人にも注目される歌舞伎の特徴的な化粧である『隈取り』や色とりどりの衣装も、歌舞伎に欠かせない大切な要素です。
音楽や効果音、衣装の色彩は、脳に刺激を与えて活性化してくれます。
映像でも脳への良い効果を期待できますが、劇場に足を運ぶからこそ得られる効果があります。
近頃はインターネットや動画配信、またSNSでも歌舞伎の切り抜き動画や、歌舞伎全体を楽しむことができますが、劇場で見るからこそ得られる心身への効果がいくつもあるんです。
早稲田大学で行なわれている劇場認知科学の研究によると、多くの観客がいる舞台では「感情の同期」が起こると考えられています。
「感情の同期」とは、演者と観客、または観客同士の感情が伝わり合い、本来の自分の感情より泣いたり笑ったりしやすくなると考えられている現象を指します。
泣いたり笑ったりすることは、脳や心に幸福感や高揚感を与え、心の滋養となります。
観劇によって感情が揺さぶられると、以下のような心身への効果が期待できます。
また音楽の生演奏を聴くと、血圧や心拍数の低下、リラックス効果が期待できることも研究でわかっています。
歌舞伎には昼の部と夜の部があり、各部3〜4演目(幕)で構成されています。一部あたりの上演時間は3〜4時間ほど。
演目の間には休憩(幕間)がありますが、半日ほど歌舞伎を見続けるのはハードルが高く感じます。
「歌舞伎は見たことないから、まずは少しだけ観てみたい」「あの演目は好きだからそれだけ見たい」という人におすすめするのが、各部の一演目(一幕)だけ鑑賞できる「一幕見席」。
料金もお手頃なので、気軽に歌舞伎に挑戦してみる事ができます。
「歌舞伎を見てみたいけど、事前に勉強しないといけないんじゃないか」とか「行っても意味が分かるか不安」と思う人も多いようです。
そんな人でも歌舞伎を楽しむ事ができるようイヤホンガイドが準備されています。
イヤホンガイドは舞台の進行に合わせて、あらすじ・配役・衣裳・道具・歌舞伎や文楽の独特な約束事などをタイミングよく楽しく説明する音声ガイドです。
お芝居を見ながらセリフとセリフの間にタイミングよく解説が流れるので。お芝居の流れを邪魔することはありません。
知識を増やすというよりは、いかに歌舞伎を楽しく見れるかを考えて解説されるので安心してレンタルしてください!
歌舞伎を見に行くというと、着物で行かないといけないのかな…とか、ドレスコードがあるんじゃないかと心配になってしまいますがあるんじゃないかと心配になってしまいますが、ドレスコードなどの特別な決まりはありません。
普段着のままで大丈夫ですが、雰囲気や特別感を気にするのであれば、シックな装いやカラーを選ぶと無難でしょう。
日本の伝統芸能『歌舞伎』は、生観劇することで以下のような脳や心にうれしい効果が期待できます。
映画を見て、歌舞伎の魅力に魅了された方も多いでしょう。ぜひ映画で楽しんだのと同じ感覚で、気軽に歌舞伎を楽しんでみてくださいね。