あたまを使ったクイズ
米田真奈美
ありがとうと思った人の数13
最近、なぜか集中力が下がっているような気がする…と思ったことがありますか?
その原因はマスク生活による「自律神経の乱れ」からくるものかもしれません。コロナ禍で当たり前になったマスク着用ですが、実は「集中力」にも意外な影響を与えていたのです。
今回は自律神経と集中力の関係や、気軽にできる「脳トレクイズ」についてご紹介します。
作業に飽きやすい人や、長時間マスクを付けている人は特に必見の内容です。
呼吸をすると胸とお腹の間にある横隔膜が上下し、肺機能が正常に作動します。
これは生命を維持していくうえで欠かせない機能です。ですが、マスクを付けていると呼吸が浅くなり、横隔膜が硬くなってしまうことがあります。
硬くなると横隔膜の動きは鈍くなり、深い呼吸から浅い呼吸へと変化してしまいます。
横隔膜には自律神経が集中しているため、自律神経の動きも鈍くなり、寝る時間になっても副交感神経が優位にならず睡眠の質が下がると考えられています。
ストレスを多く受けている人は胸で浅く呼吸をしていることが多いのだとか。
自律神経の乱れは日中の活動にも影響を与えるため、結果的に「集中力」がダウンしてしまうのです。
最悪の場合、心身ともに病気になってしてしまうケースもあります。
感染予防の観点もあり、マスクを外して生活するのは難しい場合もあるでしょう。
そこで、横隔膜を意識したトレーニングをご紹介します。深い呼吸を取り戻しましょう♪
《指を使ったトレーニング》
①肋骨の一番下のラインに両手を添えます。
②そのまま息を大きく吸って、胸を開くように意識します。
③小指・薬指・中指を肋骨の下に差し込み、息を吐きながら上半身を前傾させます。
④息を吸いながら上半身を起こして、5回ほど繰り返します。
※指を差し込みすぎないように注意しましょう。
《重りを使ったトレーニング》
①市販されている袋入りの塩や本など、少し重い物をお腹に乗せます。
※重すぎないように調整してください
②意識してお腹に置いた塩や本などを持ち上げるようにします。
③最初は1日10 回、次は20回と徐々に増やして、30 回はできるようにチャレンジしてみてください。
横隔膜は筋肉ですので、毎日のトレーニングで鍛えられます。
テレビのCMの間や、ちょっとした休憩時間などに試してみてください。
無理なく楽しく続けることが大切です。
脳トレを行うと、記憶力・思考力・認知能力などがアップします。
それらの力が向上することで「集中力」も自然と身につくようになるのです。脳トレは脳の機能性を高めてくれます。
老年精神医学の学術誌『International Journal of Geriatric Psychiatry』で記載された、とある調査によると、「クロスワードパズルや数独などを定期的に行なっている50歳以上の人はよりシャープな脳を持っている」そうです。さらに、「定期的に取り組んでいる人ほど注意力・推論力・記憶力を評価するタスクが優れていた」とのこと。
取り組んでいない人と比べてみると、平均して8歳も若い脳機能を持っていたとの発表がありました。
また、アメリカの研究で認知トレーニングを行ったあとに10年間追跡調査をしたところ、何もしていないグループに比べて「10年後も効果が維持されていた」という驚きの結果が。
この研究で行われていたトレーニングは1回につき60〜75分程度のものだったそうです。
このことから日常的に行える簡単な脳トレでも、同じような効果が期待できるといえるでしょう。
いつまでも若々しい脳を保つためには、定期的に脳のトレーニングを行ったほうが良さそうですね。
脳トレは子どもから大人まで幅広い年代の人に効果があります。集中力は仕事や家事、勉強でも大切な力です。
イキイキとした生活をおくるためにも、積極的に身につけたいですよね。
実際に脳トレにチャレンジしてみましょう!頭を柔らかくして考えてみてくださいね♪
※クイズの答えはこの記事の最後に記載しております。
この中から2本動かして、「正しい式」にしてください。
マッチ棒を動かして「正三角形」を3つ作ってください。
中央の空欄に入る漢字はなんでしょうか?
中央の空欄に入る漢字はなんでしょうか?
※ヒントは画数は少ないけれど読み方が多い漢字です。
集中力をアップさせるために大切なポイントを2つお伝えしました。
それは、呼吸から自律神経を整えることと脳トレです。
どちらも気軽に行えるので、ぜひトライしてみてください。脳トレは解くのも楽しいですが、問題を考えるのも面白いですよ。家族や友人と問題を出し合ってみるのはいかがでしょうか。
※クイズの答え
①数字のマッチ棒クイズ:黄色の部分
②図形のマッチ棒クイズ:黄色の部分
③初級編!漢字クイズ
④上級編!漢字クイズ
【参考文献】