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その嘘バレてます。目線で読み解く心理戦

森本満里菜
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「何か隠していることがあるでしょう?」そう問われたとき、それはサプライズの予定だったり、仕事上で守秘義務があって言えないことだったり、恥ずかしい過去や、さらにはやましいこと…など、人によって隠し事の種類はいろいろですが、脳をフル回転させて何とか隠し事を隠し通す為に、嘘をついてでも乗り越えなければならないという場面が、人生で一度はあるかと思います。

実際にいま何か簡単な嘘をつこうと想像してみてください。

その時、多くの人が視線を右上にやったのではないでしょうか。実はあなたの嘘、あなたの目線からバレているかもしれませんよ。

「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、視線の方向によって、脳内で何が起きているかを読み解くことが可能だそうです。

今回は脳科学の観点から、今後起こるであろう心理戦に備えて、嘘と目線の関係性について解説します。

 

相手の心理を目線から読み解く

目線を縦と横の2つに分けたとき、以下のような意味が含まれているそうです。

縦の目線
上:視覚的イメージ
横:聴覚的イメージ
下:内覚的イメージ

横の目線
左:過去
右:未来

以上のことから、縦と横の目線の意味をまとめると、目線から以下の6パターンの意味を読み解くことができます。

左上:過去の体験(視覚的記憶)を思い出している
人は過去の出来事を思い出すとき、視覚的イメージとして記憶を呼び起こすことが多いです。よって左上に視線が向かっている場合は、実際に過去に見たものを思い出しているということです。

「今日帰りが遅かったけど何してたの?」と問われた人が目線を左上にやって話し始めたら、その人の言っていることは本当かもしれません。

右上:体験したことのない視覚的イメージを創造している
まだ体験していない(見たことのない)事柄を想像したり、構成したりする際、人は右上へ目を向けます。「今日の帰りは同期の田中から相談があるって言うから近くの居酒屋で飲んでいて遅くなったんだよ。」と右上を見ながら話していたら、それは田中さんの顔と行ったことのない居酒屋の風景を合わせて創造しているのかもしれません。嘘だと怪しんだ方が良い反応であると言えるでしょう。

左横:会話や記憶にある音(聴覚的記憶)を思い出している
以前に聞いた言葉や、どのような内容の会話だったか、言い回しだったかを思い出しているのが左横の目線です。こちらも左上の目線と同じように実際に聞いた記憶を思い出そうとしているため、本当のことを言っている可能性が高いでしょう。

右横:聞いたことのない音を創造している
人は実際に聞いたことのない音をイメージする際に右横に目線が向かいます。上記の例の場合であれば、「同期の田中から相談があると言われた」という部分を創造して嘘を言っているのかもしれません。

左下:内面的な自己との対話、じっくりと考えている
左下の目線の意味は、自分自身と対話している状態です。つまり理屈を考えています。「どうやったら、まるくこの場を収めることができるかな。」などと考えているかもしれません。この方向だけでは、嘘か本当かの判断はつきにくいです。

右下:体感覚情報(味や感触など)を感じている
無意識に感じている体の変化や感覚に注意を向けている時には目線が右下に。例えば、お酒を飲んで気分が良いとか、同期と飲んで楽しかったなどの感情をイメージしています。
ここにアクセスして出て来るイメージは、言葉で表現しづらい感覚的な表現になりやすく、「こんな感じ」というあいまい表現が多くなるため、答えにならない返答になりがちです。

この目線の動きが当てはまるのは右利きの人で約9割だそうです。左利きの場合は、左右の意味が逆になることが多いそうなので注意が必要です。

目線の動きは脳機能とリンクしている?

脳機能の側面から、脳が活発化される箇所に、目線が動くのだと考えられているそう。
人間の大脳は左右で分かれており、それぞれ働き方が異なります。

文字や言葉を使うときには左脳が働き、音楽を聴いたり直感的に何かを決めたりするときには右脳が働きます。
これは、目線の先に意識の先が働いているからかもしれませんね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。目線の方向によって、いま考えている・話している相手が脳のどの部分にアクセスしているかを読み解くことができるようになったのではないでしょうか。

もちろん全ての人がこれに当てはまるわけではありませんが、多くの場合で、左上~左横の目線の場合は本当のことを思い出して話しているかもしれない、右上~右横の目線の場合は嘘をついているかもしれない、少し怪しいかもしれない…という一つの判断材料にすることができます。

また、自分が何か嘘をつかないといけない場面に出くわした際には、自分の目線の方向に気を付けておくとよいでしょう。

さらに心理戦だけでなく、目線の意味合いについて覚えておくことはコミュニケーションを円滑にすることにも一役買ってくれるはずです。会話の際には、相手の目をよく見て話すことで、相手の悩みや感情に気づくことができ、よりよい信頼関係を築いていけるかもしれません。

 

参考:リクナビNEXTジャーナル:『相手の“視線”から「ホンネ」を見抜くには?』
FNNプライムオンライン:『「人間は嘘をつく生き物」…澤口俊之氏が明かす嘘を言うメカニズム』
公認心理士の『知って得する心理学+α』:『 』
子供の科学のwebサイトKoKaNet:『脳はどうして左脳と右脳に分かれているの?』

 

 

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