気絶に注意!絶叫マシーンを安全に楽しむ方法
絶叫マシーンはお好きでしょうか。
刺激やスリルを求めてジェットコースターやフリーフォールなどの絶叫マシーンが大好きな方も多いようです。
特に土日や長い休みの時は絶叫マシーンに乗るために長蛇の列ができるものです。
しかし、ジェットコースターなどに乗って気絶してしまうことがあるのをご存じでしょうか。
Gって何?
よく絶叫マシーンの怖さを説明されるときにつかわれる「G」ですがこれは重力加速度のことを表しています。
私たちが普段の生活で地球の中心に向かって引きつけられている重力が1Gといわれています。
自分の体重分の重力がかかっているということです。
しかし、ジェットコースターだと一瞬ですが3G~5GくらいのGがかかることがあります。
つまり自分の体重の3倍から5倍の力がかかるのです。
通常の人間が耐えうる重力が4G~6Gとされていますが、これが訓練された宇宙飛行士や戦闘機のパイロットは7G~9Gまで耐えられるようになるそうです。
なぜ気絶してしまうのか
絶叫マシーンが大好きなのに乗ると気絶してしまう方もおられるそうです。
気絶した本人は気絶したことに気づかず、一緒に乗った人から後で言われたり、絶叫マシーンに乗っている自分のことを撮影していた、後に録画をみて気づくということもあるようです。
実際に気絶と恐怖心は全く関係ありません。
気絶の原因は「G-ロック」と脳科学で言われている症状です。
急激な重力が体にかかることによって血液が下肢に移動し、脳に十分な酸素共有ができなくなり貧血のように失神してしまうのです。
自律神経の働きに影響があるため、年齢が高くなるとともに起こりやすくなると考えられています。
水分不足が気絶を引き起こす?
水分が不足すると、血の成分の濃度が高くなってどろどろとした血液になってしまいます。
そのような状態で絶叫マシーンに乗ると、血液の流れが通常よりも滞り、頭に血液が行かず「G‐ロック」を起こしやすい状態になってしまいます。
真夏や汗をかいた後にジェットコースターに乗ろうと思うのであれば、しっかりと水分補給をすることが大切になってきます。順番待ちをする前に飲み物を用意しておきましょう。
絶叫マシーンの乗りすぎに注意
ジェットコースターの場合Gが最もかかるのは一番後ろの席だと言われています。
ですから、以前何度かジェットコースターで気絶したことがある人、また子供さんや年配の方など、Gの影響を受けやすい人は座る位置にも気を付けましょう。
気絶まで行かなくても、ジェットコースターに乗ったあとに頭痛を感じることがあります。
体にも頭にも普段の生活ではない重力がかかるので、脳内の血流が変化し炎症反応が出て頭痛が出る場合もあります。
多くの場合はすぐに治りますが、まれに命に係わる症状に繋がる場合もあります。
楽しい絶叫マシーンですが、体に負担がかかるのは間違いありません。一瞬記憶喪失になってしまったり、てんかんもちの人は症状を悪化させてしまう場合もあるからです。
気絶以外にも不整脈の疑いや、何かしら健康上に問題がある人は気を付けて絶叫マシーンを楽しみましょう。
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