【脳科学で判明】「漫画は脳に悪い」はもう古い?漫画がもたらす驚きの脳トレ&学習効果
あたまナビ運営スタッフ
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「漫画ばかり読んでないで、活字の本を読みなさい!」
かつて子どもの頃、あるいは親になってから、こんな言葉を口にしたり耳にしたりしたことはありませんか?
「活字の本=頭が良くなる」「漫画=娯楽・脳のサボり」という固定観念が昔はあったようです。
しかし、最新の脳科学や教育研究の現場では、この常識ががらりと覆りつつあります。 実は、「漫画を読むこと」は脳を効率よく働かせ、心と知性を豊かに育む非常に優れたアプローチであることが分かってきたのです。

今回は、最新の研究データとともに、漫画が私たちの「あたま」に与える素晴らしい効果をご紹介します。

2026年、東京大学の研究チームが発表した研究はとても興味深いものと言えます。
心情理解を求めるようなストーリーの漫画を「紙の本」と「デジタル端末(タブレット)」で読んだ後の脳の動きをMRIで測定したところ、紙の漫画で読んだグループのほうが、読書中もその後の解答時も言語野(左脳)や右前頭葉の無駄な負荷が抑えられる(=省エネ化する)ことが世界で初めて実証されたのです。
科学の世界で言う「脳の省エネ化」とは、脳が余計な混乱やストレスを感じず、「スムーズかつ効率的に深い情報を処理できている状態」を意味します。
漫画は「絵(視覚情報・コマ割りなどの空間手がかり)」と「文字(台詞や文脈)」が合わさったメディアです。視覚と言語を巧みに組み合わせてストーリーをよく考えることで、脳の言語エリアを必要以上に疲弊させることなく、物語の背景やキャラクターの感情をダイレクトに脳へ定着させることができるのです。
漫画が脳にいい理由は、脳科学的な効率の良さだけではありません。心の健康や学習面においても、大きなメリットが存在します。
人間は視覚情報を処理することが得意です。絵を伴うことで脳が処理できる文字数は文字単体よりも圧倒的に増え、さらに情景やストーリーが「長期記憶」として脳に残ります。
歴史や科学の入門に「学習漫画」が最強の教材と言われるのは、この脳のメカニズムによるものです。

漫画の持つパワーを最大限に引き出すために、ぜひ日常で試していただきたいポイントが2つあります。
漫画は脳を効率よく働かせ、感情を揺さぶり、知識や感受性を深めてくれる存在です。
「最近、仕事で頭が固くなっているな」「子どもに読書の楽しさを知ってほしいな」と感じたら、ぜひお気に入りの漫画を一冊、手にとってみてください。
参考
【研究成果】紙のマンガの読書効果を脳科学で実証 ──デジタル書籍より左脳と右脳の活動が省エネ化
脳科学でわかった紙のマンガの読書効果 -脳の活動が省エネ化