• あたまナビ
  • お正月は家族で団らん。お正月は脳に良いことだらけだった!

お正月は家族で団らん。お正月は脳に良いことだらけだった!

牟田 悠(むた はるか)
ありがとうと思った人の数6

慌ただしい年の瀬を乗り越えて迎えるお正月。みなさん、どのように過ごす予定でしょうか?
お正月といえば、福笑いやかるたなど、定番の遊びがたくさんあります。
古臭いゲームだと侮るなかれ。
実は、お正月の遊びのなかには脳にいいことがたくさんあるんです!
家族や親戚と一緒に盛り上がれる、お正月の遊びをご紹介します。

福笑い

おかめ(おたふく)の輪郭を描いた紙と、眉、目、鼻、口というパーツを用意し、目隠しした状態で顔をつくる「福笑い」。
実は、目を閉じたまま顔をつくるという行為が、空間認識力(※1)や記憶力のトレーニングになるという説があるそう。

この記事を書くにあたり、私も福笑いを自作して数年振りにやってみましたが、顔の輪郭を思い出しながらパーツとパーツの間隔を考えて並べるのは、なかなか難しかったです。
とくに勝ち負けにこだわるゲームではありませんが、脳トレを意識するのであれば、完成した顔をしっかりイメージしながら挑戦するといいかもしれません。

できあがったおかしな顔を見ると思わず吹き出してしまう福笑いは、「笑う門には福来たる」という言葉にぴったりな縁起のいい遊び。
家族みんなの笑い声で、新年の福を招きましょう。

※1 空間認識力とは、空間における物体の位置や方向、形状、速度、状態などを把握する能力のこと。

かるた

お正月の遊びといえば、第一に「かるた」を思い浮かべる人も多いのでは?
私も子どもの頃は、いろんな種類のかるたで家族とエキサイトしていました!

読み上げられた言葉を覚えながら、ランダムに並べられた札のなかから関連する絵と語句のものを探し出し、できるだけ早く叩くというこのゲーム。
競技かるたとして名高い百人一首が「頭脳スポーツ」と称されるように、記憶力や集中力、瞬発力が鍛えられます。

頭はもちろん身体も使うので、すべての札を取り終える頃にはポカポカしてきますよ。

はねつき

寒いのでつい屋内に閉じこもりがちなお正月休み。
運動不足解消と脳トレをかねて、伝統的な屋外での遊び「はねつき」に挑戦しませんか?
はねつきと脳トレというと不思議に思われるかもしれませんが、近年の研究では運動が脳にいい影響を及ぼすということがわかってきているんです。
(参考:PRESIDENT Onlineの記事『脳細胞が増える運動「3つの条件」』)

運動をすると、記憶したり認知能力を高めたりするのに必要な神経結合が増加。
さらに、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンといった思考や感情に関わる神経伝達物質の分泌が促されるそうです。
頭と身体の健康のために、お正月はぜひはねつきで運動しましょう。

ちなみに、はねつきは負けた人の顔に墨で落書きをするのが昔ながらのルール。
そんな非日常感を楽しめるのも、お正月ならではですね。

テレビを見て大笑い

笑っている人の脳波を測定すると、リラックスしているときに現れる「アルファ波」が増えているという実験結果があります。
また、笑うことで意思や理性をつかさどる大脳新皮質に流れる血液の量が増え、脳の働きが活発になるという説も。
つまり、たくさん笑うことでリラックスしながら脳が活性化するということです。

お正月には面白いテレビ番組がたくさん放送されるので、心ゆくまで楽しんで大笑いしましょう。

あとだしじゃんけんゲーム

子どもたちが大好きなじゃんけん。
通常のルールならアウトになってしまう「後出し」ですが、それをゲームとして捉えると脳トレになるんです!

あとだしじゃんけんに成功するためには、集中力や考える力、そして普段と違うことを行う力が必要。これら3つを駆使することによって、脳を鍛えることができます。
相手に勝つよりも、負ける手を出すほうが難しいですよ。

あたまナビでも、あとだしじゃんけんゲームができます。
これまでプレイした方々の連続成功回数を、年代別にご紹介します。

年代 平均成功回数
10代 12.4回
20代 26. 7回
30代 17.6回
40代 21.4回
50代 23.6回
60代 15.3回
70代 9.7回
80代 2.8回

(2018年12月10日時点)

60代以上になると、成功回数がぐっと減り始めることがわかります。
頭の“わかさ”を保つには、毎日チャレンジすることが何よりも大切。
ご家族や親戚の方々がそろうお正月には、ぜひみなさんで「あとだしじゃんけんゲーム」をプレイしてみてください。

私は48回成功しました。100回を目指してリトライしたいと思います!
皆さんもぜひ、最高記録を目指してチャレンジしてみてください。

あとだしじゃんけんゲームをプレイする

まとめ

5つの遊びを紹介しましたが、そもそも普段と違うことをするということが、脳にはとてもいい刺激になります。
お正月という特別な日だからこそ、普段はしないことにも楽しみながらチャレンジできるのではないでしょうか。
また、久しぶりに会う親戚の方々と思い出話に花を咲かせられるのも、お正月の楽しみのひとつ。

まだまだ脳トレがし足りない!そんな方はこちらの記事もオススメ!
脳トレはこれがオススメ!脳の活性化につながる脳トレ 9選

友人・家族とのコミュニケーションやゲームを通して脳を活性化させ、すっきりした頭で新年を始めましょう!

この記事が役に立った・
ためになったと思った方は、
ありがとうボタンをクリック!

ありがとう ありがとう

ありがとうと思った人の数6

フリーライター

牟田 悠(むた はるか)

立命館大学大学院文学部日本文学専修前期課程修了。フリーライターとして、関西圏を中心に活動中。
質のいい記事をよりスピーディーに書き上げられるよう、脳の働きや集中力に関する情報にアンテナを張っています。