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ボードゲームは大人の知育玩具!パズルや脳トレで頭の体操をしよう

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「知育玩具」とは、子どもの脳の発達、思考力をサポートするおもちゃのことです。たとえば、パズルやぬり絵、積み木などが有名ですよね。ただ、知育が必要なのは子どもだけではありません。この記事では、40代以上の大人でも楽しく頭を鍛えられる、「ボードゲーム」について解説していきます。

 

どうして頭の体操が必要なのか

そもそも、小さな子どもにとって知育玩具が重要なのは、「脳の機能」を鍛えられるからです。五感をつかさどる脳を発達させるには、視覚や聴覚、触覚などへの適度な刺激が望ましいとされています。さらに、手を使って大脳を刺激することで、思考力や注意力は養われていきます。

一方で、年齢を重ねると脳の発達するペースは落ちていき、今度は逆に、記憶力や集中力が衰えていきます。大人の脳に刺激を与え、思考力を保ち続けるには知育玩具のような頭の体操が必要です。少しだけルールが複雑で、論理的な思考をともなうボードゲームは、頭の体操にぴったりなグッズだといえるでしょう。

なお、ボードゲームとは本来、盤(ボード)と駒を使って遊ぶすごろくのような娯楽を意味します。ただし、今回はカードや特別なアイテムなどを使うタイプの知的な遊びも、まとめてボードゲームと定義します。

大人の知育玩具1.脳トレ系のボードゲーム

瞬間的な発想や推理で、お題を解決していくのが「脳トレ(脳のトレーニング)」の醍醐味です。その中でも人気のゲームが「ウボンゴ」です。複数のタイルを指定された枠の中にあてはめていき、完成までのスピードを競います。最初は難しいものの、慣れていくと枠を見た瞬間に完成図を思い浮かべられるようになるでしょう。

「おばけキャッチ」も脳トレ系の定番。ランダムに引かれたイラストのカードを見て、「そこにないもの」と同じ模型を誰よりも早くつかみます。ただし、カードに描かれているものがあれば、それをつかまなくてはなりません。そのほかにも細かいルールが満載で、混乱するのが楽しいゲームです。脳トレの面白さは、繰り返すうちにどんどん素早くできるようになっていくこと。達成感を味わえるので、ますます楽しみが大きくなっていきます。

脳トレ系を遊ぶときは、できるだけ本気でスピード勝負をするのがコツです。脳の反応速度を高めていけば、認知機能の向上につながります。将来の認知症予防にもなりますよ。

大人の知育玩具 2.パズル系のボードゲーム

ボードゲームにおいてパズル系は王道ジャンルのひとつです。ただのパズルもいいですが、少し変わったルールのパズルもたくさんあります。まず、「ブロックス」は碁盤上の台の上に、さまざまな形のブロックをあてはめていくゲームです。プレイヤーにはそれぞれ「自分の色」が決められています。自分の色のブロックは角同士を合わせなくてはいけません。そのかわり、相手の色のブロックとは辺を合わせられます。そうやって、全部のブロックを使い切ることを目指します。相手のブロックも確認しながら手番を考える、シンプルながら奥の深いゲームです。

「カルカソンヌ」はボードゲームの本場、ドイツが生んだ大ヒット商品。中世ヨーロッパの地図がパズルになっており、上手くタイルをつなげれば点数が入ります。たとえば、「都市ができれば1枚あたり2点」「道がつながれば1枚あたり1点」といった風に。最終的に多くの得点を稼いだ方が勝ちなので、お互いの狙いを邪魔しあう駆け引きが生まれます。

パズル系のゲームは考えることが多く、2、3手先を読まなければ勝てません。楽しく遊んでいるだけで、脳への刺激が満載です。細かいタイルやブロックを扱うことで、指先を動かせるのもメリットですよ。

 

大人の知育玩具 3.記憶系のボードゲーム

お子さんやお孫さんと一緒に遊んでほしいのが記憶系のゲーム。計算や駆け引きのあるゲームなら大人が有利ですが、記憶系なら小さな子どもも対抗できます。むしろ、余計な先入観なく物事を覚えられるので、子どもが勝ってしまうケースも珍しくありません。

その好例が「デジャブ」。お花やフルーツ、靴などの形の札をとるカルタのような遊びです。読み札はなく、かわりにイラストカードを山札からめくります。同じイラストが2回めくられたら、その札をとらなくてはなりません。ゲームが進むにつれて、どのイラストが何回めくられたか分からなくなり、お手つきが続出するでしょう。

「キツネのパーティー」では、かわいい動物たちが描かれたカードを使います。プレイヤーは手札を表にする前に、場にあるカードの動物よりも「大きいか小さいか、同じか」を予想します。もしも宣言が合っていたら、もう一度予想ができます。こうして、すべての手札をいち早く見抜いた人が勝利。最初は勘に頼るしかありませんが、間違えているうちに手札の順番が分かってきます。最終的には、順番を正しく覚え、連続で正解できるかどうかが鍵となります。

これらのゲームに必要な記憶力は、年齢とともに脳神経が委縮すると低下していきます。そうならないよう、遊びながら脳神経を刺激し続けてあげましょう。

まとめ
いかがでしたか。「遊び」や「ゲーム」が子どもだけのものだと思っていたら大間違い。大人が脳の働きを維持するためにも、大事な役割を果たしてくれます。また、ゲームは家族や友人同士のコミュニケーションを生むきっかけにもなります。活発な会話と感情の動きは、何よりも貴重な頭の体操。大人こそ、積極的にボードゲームで遊んじゃいましょう。

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