我慢するのをやめれば、脳も体も若返る①
人は感情から老化する
周囲に「気が若い」と感じさせる人は、実際、見た目や体も年齢もより若い印象です。
この「気」、つまり感情が「もう歳だからできない、仕方がない」といったネガティブモードに入った途端一気に老化が加速します。
そういう意味で、歳をとっても意欲ある人とそうでない人では老化度に大きな差が生じることに。人間は、知力や体力以前に、まずは感情から老化すると言えるでしょう。
感情を司る前頭葉の老化防止が若さのカギ
感情の老化は、脳の老化によって起こります。
具体的には、脳の前頭葉の萎縮、セロトニンなど脳内伝達物質の不足、脳の動脈硬化など。
中でも前頭葉は意欲の好奇心、創造性などをつかさどる部位のため、その委縮は感情の”枯れ”につながります。
一方で、感情や意欲を奮い立たせて若い状態に保てば、前頭葉の萎縮や老化を抑えることが可能。
前頭葉のアンチエイジングこそが、若さの決め手です。
我慢や諦めは前頭葉を老けさせる
脳の中で最も早く萎縮し始めるのが前頭葉で、40代から50代から本格的に始まることがわかっています。
その老化をさらに加速させるのが、我慢や諦め。ダイエットのために食事を制限、健康のために好物を我慢、歳を理由に新しい挑戦を断念⋯。
そういった負の感情が前頭葉の老け込みを招きます。
しかも精神状態が良くないと、免疫機能も低下。
免疫力の高い人は、病気やストレスにも強いことは、数々の研究でも明らかです。
前頭葉が萎縮を始める年代からは、欲や娯楽を過剰に制限せず、自分の感情に素直に行動する方が賢明です。
次回は感情老化度をチェックするシートで、「感情年齢」を知りましょう!!
若々2023年4月号「我慢するのをやめれば、脳も体も若返る」より
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