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「スマホ脳」になってない?脳を活性化させるためのアイディア3選

牟田 悠(むた はるか)
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最近、もの忘れが激しくなったり、無気力になったりしていませんか?休日にはゴロゴロしながらスマホをいじっているうちに、何もすることなく1日が終わってしまった…そんな人も多いのではないでしょうか。私は家で映画を見ているときに集中力が続かず、途中でスマホをいじってしまうことがあります。

意欲や集中力の低下が気になる人は、もしかすると「スマホ脳」になっているのかもしれません。

毎日の生活に、スマホの存在が欠かせないという人は多いはず。しかし、何事にも依存しすぎると不具合が生じます。そこで今回は、スマホに依存することによって陥るスマホ脳の症状と、その対策についてまとめました。使いすぎの自覚がある人は、ぜひ参考にしてください。

やることがあるのにスマホを手放せない…放って置くと怖い「スマホ脳」

スマホを使えば、たくさんの情報にアクセスすることができます。だからこそ長時間使ってしまいがちなのですが、文字や映像などの膨大な情報が流れ込み続けると、脳の情報処理が追いつきません。脳内の血流が悪くなり、以前は当たり前にできていた簡単なことができなくなるという現象が起こります。これが「スマホ脳」。「スマホ認知症」や「脳過労」、「オーバーフロー脳」などともいわれています。

スマホ脳の症状のなかでも、とくに自覚しやすいのは記憶力の低下です。20〜50代という働き盛りの世代でも、もの忘れの多さが心配になって「認知症ではないか」と脳神経外科を受診する人が増えているのだそう。

  • 何かを取るために立ち上がったのに、その目的を忘れてしまう。
  • 昨日の食事や、見ていたテレビ番組の内容を思い出せない。
  • 家族など、親しい人の名前がとっさに出てこない。最近、こういったことはありませんか?

「ど忘れ」ではすまされないような症状が現れる人もいるそうです。

また、意欲や好奇心が低下するというのもスマホ脳の特徴。スマホを使いすぎると、判断や意欲、感情などを司る前頭葉の機能が低下するといわれています。以前は楽しかった趣味にも興味がわかなくなったり、やるべきことがあるのにだらだらとスマホをいじり続けてしまうという人は要注意です。

スマホ脳は、コミュニケーション上でもトラブルを起こします。もともとは温厚な人でも感情のコントロールが効かず怒りっぽくなり、ささいなことでも怒鳴りつけてしまうようになったという例もあるそうです。

さらに、集中力が低下するのもスマホ脳の大きな問題。アメリカ・テキサス大学では、スマホを持つ800人の被験者を対象に、2種類の難しい課題を行なってもらうという実験を行いました。その結果、スマホを別室に置いていた被験者がもっともいい成績をあげ、目の前に置いていた被験者の成績は最低に。日本でも、スマホを長時間触る子どもたちの学力低下が問題視されています。

スマホ脳から抜け出すアイディア3選

それでは、スマホ脳から抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか。今回は3つの対策法をご紹介します。

(1)1日5分はぼんやりする

脳の情報処理には、情報を取り込む「インプット」、その情報の「整理」、そして情報を外に出す「アウトプット」の3段階があります。スマホ脳の問題点は、2つめの「整理」ができないこと。脳内に情報があふれかえって、ゴミ屋敷のようになってしまうといわれています。

脳内の情報を整理するために有効なのが、ぼんやりすること。脳には、ぼんやりするときに活発化する「デフォルト・モード・ネットワーク」という大きな回路があります。この回路には脳のスムーズな活動をサポートし、情報を整理する役割があると考えられているそう。

電車での移動中やトイレの中など、以前はぼんやりしていたはずの時間にスマホを触っていませんか?まずは1日5分でもいいので、意識的にぼんやりする時間をつくってみましょう。

デフォルト・モード・ネットワークについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
ぼーっとしている間も脳は活発に活動中!?「何もしない時間」が重要な理由

 (2)ネットの情報に頼らず五感を使って判断する

スマホを使っているときは、視覚からの情報を得ることに偏りがち。しかし、五感をフルに使って情報を集め、自分で判断することも脳にとっては大切なことです。
たとえば、外食をするときのお店探し。最近ではグルメ情報サイトなどで調べてから出かける人が増えていますが、たまには目的地を決めずに街に出てみましょう。店構えや匂い、雰囲気などから、「ここはおいしそう」というお店を探してみてください。店内でうっかりスマホを触らないように、家に置いて出かけるのもいいですね。新しい発見が、きっと脳を刺激してくれるはずです。

(3)デジタルデトックスを始める

スマホやパソコンなどのデジタル機器と距離を置く試みを「デジタルデトックス」といいます。数日間、完全に触らないでいるというのはなかなか難しいものですが、ふとした瞬間にスマホを触らないだけでも、スマホ脳から抜け出すきっかけになります。

たとえば、以下のようなことならすぐに試せるのではないでしょうか。

検索する前に、自分の頭で1分間考えてみる

わからないことがあればすぐスマホ。それが習慣になっていませんか?頭を使う習慣をなくさないために、検索する前に1分間は自分で考えるようにしましょう。

スマホで調べものをしたときは、手書きでメモをとる

スマホで調べものをしたときには、メモがわりについスクリーンショットで済ませてしまいがち。しかし、できれば手書きでメモを取るようにしましょう。手書きすることによって、脳内の「前頭前野」という部位が活性化するといわれています。

「会話中」「食事中」はスマホを触らないようにする

リアルな人を相手にコミュニケーションをとるときにも、前頭前野は活性化するのだそう。食事中や会話中にはスマホを触らず、目の前の相手に集中するようにしましょう。

まとめ

スマホは上手に使えば、とても便利な存在。まったく使わないようにするというわけではなく、依存してしまわないように適切な距離を保つことがポイントです。できるだけリアルな情報に触れる機会を増やして、脳の健康を保ちましょう!

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フリーライター

牟田 悠(むた はるか)

立命館大学大学院文学部日本文学専修前期課程修了。フリーライターとして、関西圏を中心に活動中。
質のいい記事をよりスピーディーに書き上げられるよう、脳の働きや集中力に関する情報にアンテナを張っています。