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  • シニアからキッズまで楽しめるVEXロボット

2023年3月に日本に住む女子小中学校4人組が世界最大級のロボットコンペティション「VEXロボティクス」の日本代表チームに選ばれたというニュースがありました。
2002年にアメリカで開発されたSTEMロボット教材をVEX(ヴェックス)といいます。
ロボット工学によるプログラミング学習における試行錯誤のプロセスを通じて、同時に主体性も学ぶことができ、年配者にも子供にも楽しめる教育用のロボットキットとして今、全世界で注目されています。
ロボットと聞くとなんだか難しそうな感じがしますが、VEXを通してプログラミングを身近に感じることができるのです。

子供とプログラミング

2020年度から小学校ではプログラミングが必修化され、「プログラミング」という科目が新設されたわけではないようですが、様々な科目の中にプログラミングを学ぶ機会が得られるよう取り組みが行われています。
プログラミングを学ぶことはプログラマーを養成することを目的としているのではなく、自分が意図する動きをコンピューターにさせるにはどんな命令をどんな順序でおこなえば良いのかを論理的に考える力である「プログラミング思考」を育てることを目的としています。
VEXは遊びのようにプログラミング思考を培うことができるので、子供たちが自分たちのアイデアや発想を形にする絶好のチャンスになります。VEXロボットの様々な機能や部品を使って、独自のロボットを設計し、プログラミングを学ぶことで、自分たちの創造力を発揮し、自分たちのロボットが動く様子を楽しむことができます。

シニア世代も楽しめるVEXロボット

シニア世代にとってもVEXロボットは魅力的な存在です。
現代社会では、テクノロジーの発展が著しく、コンピューターやプログラミングのスキルを若い世代が持つことを期待されていますが、そのような環境の中で年配の方々が新しい技術を学ぶことは、時には難しく感じる場合もあります。

しかし、VEXロボットを使えば、年配の方でも簡単にプログラミングや機械工学の基本を学ぶことができます。そして、自分たちが設計したロボットが動く様子を見ることで、達成感や喜びを感じることができます。
簡単な操作のVEXロボットは、障害物を避けながらゴールにたどり着く道筋を考え、パソコンを使わず、VEXロボット本体のボタンで動きを指示してから、マス目の上に置くと押した順番通りに動いていきます。
この考えるという作業が、脳を活性化させプログラミング思考を作る助けとなるのです。

親子や孫と祖父母など、家族で一緒にVEXロボットでゲームをすることで、家族間のコミュニケーションを深めることができ、世代間の理解を促進することができます。また、VEXロボットはチームでの取り組みも可能で、年配者と子供たちが互いに協力しながら、ロボットを設計・製作することで、お互いの知識や経験を共有し、相互学習ができるのです。

まとめ

VEXロボットを使った教育プログラムが最近では数々見受けられますが、様々な大会やイベントも同時に開催されています。シニア世代と子供たちが共にチームを組んで参加することで、チームワークを向上させるだけでなく、競技を通じて多くの経験やスキルを身につけることができます。

今後VEXロボットはもっと身近なものとなっていき、様々な機会や場面で、世代間の交流や学習をサポートしてくれます。技術の進歩が益々加速する現代社会で、楽しくプログラミング思考を培うことができます。

《参照》
https://www.learning-innovation.go.jp/db/ed0155/

https://coeteco.jp/articles/10742

 

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