忙しい毎日を支える“小さなスイッチ”―アクセサリーが脳と心に与える良い影響
心理学には「エンクロースド・コグニション」という考え方があります。
これは、身につける服やアクセサリーが、思考や行動に影響を与えるというもの。
お気に入りのイヤリングをつけた瞬間に気持ちが切り替わった経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。

A beautiful ring and necklaces
アクセサリーは単なる装飾ではなく、無意識に「集中しよう」「外に出かける準備ができた」という気分をつくり出すきっかけになります。
五感を刺激して気分を切り替える
視覚的には、鏡に映る自分にアクセサリーが加わることで表情や雰囲気が明るくなります。
触覚的にも、指先で指輪をなぞったり、ブレスレットに手が触れると、安心感や落ち着きを得られることがあります。こうした小さな刺激が、忙しい毎日で揺れやすい心を整える手助けになるのです。
子育て中・働く女性に共通する「自分に戻る瞬間」の必要性
子育て中は、どうしても自分のことは後回しになりがちです。
子ども中心の生活が続くと、「自分らしさ」を感じられる瞬間が減ってしまいます。
そんな時、イヤリングやピアスをひとつ身につけるだけで「私もここにいる」と再確認できるのです。
一方で、働く女性は仕事と家庭の両立に日々追われています。商談やプレゼンを前に緊張することも少なくありません。
シンプルなネックレスや華奢な指輪を身につけるだけで、清潔感が増し、同時に心の準備も整います。
アクセサリーは外見だけでなく、自己効力感を高めるツールでもあるのです。
日常に取り入れやすいアクセサリーの選び方
・安全性・使いやすさを重視する
子育て中の方は、子どもに引っ張られても外れやすいマグネット式のネックレスや、丸みのあるデザインがおすすめです。
・シンプルで場面を選ばないデザイン
自然に使えるシンプルなデザインは、日常のさまざまなシーンに違和感なくなじむので使用頻度を高めます。
・色が与える心理効果を活用する
色彩心理学を応用すると、より効果的にアクセサリーを活用できます。冷静さや集中力を引き出す青、安心感を与える緑、エネルギーを高める赤や華やかなゴールドなど、場面や気分に応じて選びましょう。
つける瞬間を気分転換のスイッチに
アクセサリーの効果を最大限に活かすには、“つける瞬間”を意識することが大切です。朝、鏡の前でイヤリングをつけるときに深呼吸をひとつ。これだけで「今日も一日を始めよう」という気持ちに切り替わります。
在宅業務をしている方もアクセサリーをつけることで「仕事モード」に入ることができます。
ほんの数秒の動作ですが、心のスイッチの切替えをする大切な習慣になります。
「自分らしさ」を見失いがちな毎日に、アクセサリーは前向きなエネルギーをくれる存在です。
またモノトーンになってしまいがちな日々に輝きを与えてくれます。
小さなイヤリングや指輪が、集中力や自信を引き出し、あなたを一歩前へ進ませてくれます。高価なものでなくてもお気に入りのアクセサリーを見つけてみるのはいかがでしょうか。
《参考サイト》
ジュエリーは脳にどんな効果を与えるの? 脳科学者 茂木健一郎さんに聞いた「宝石にときめく理由」
ジュエリーの脳科学
エンクロージャー・コグニションとは? 診断で“似合う”を知ると毎日が楽しくなる理由
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