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最近ちょっとしたことが思い出せない人は、整理整頓が苦手!?思考整理のために身に付けたい、たったひとつの習慣とは

牟田 悠(むた はるか)
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早速ですが、質問です。

よく使うカバンや引き出しの中には、何が入っていますか?

「最近、物忘れが多い」と感じている人にこの質問をすると、ほとんど覚えていないということが多いのだそうです。

こうした、病院で治療を受けるほどではない物忘れの原因のひとつとして指摘されているのは、「思考の整理」ができていないということ。そして、思考を整理するために身に付ける習慣は、たったひとつでいいといわれています。

それが、身の回りの整理

そんなことで?と思われるかもしれませんが、今回は「思考の整理」のためになぜ身の回りの整理が有効なのかをご説明します。

なぜ、普段使っているものなのに覚えていないの?

身の回りの物が整理されているかどうかは、思考の整理と密接に関わっています。毎日使っているはずのカバンや引き出しにさえ、何が入っているかを覚えていないのは、しまうときに何も意識していないから。頭のなかでやるべきことを整理して、それをやりやすいように物事を配置するという習慣がついていないのです。

さて、物忘れで悩むのは高齢者だけではありません。

頭の回転が速く、現役でバリバリと仕事をこなしていても、物忘れが激しくなり脳に問題があるのではないかと不安になる人は多いようです。そうした人たちの特徴のひとつとして、日常的に使うカバンや、机の上・引き出しが整理されていないということがあるのだそう。とくに、昔から要領がよく、直感力や応用力に優れていて、仕事でも若い頃から評価されているタイプの人にありがちだといいます。

仕事で複数のタスクがあるときには、それを整理して優先順位をつけ、計画的にこなす必要があります。つまり、思考を整理することが大切だということ。ただ、要領のいい人はわざわざ段取りを考えなくても仕事ができてしまうので、思考を整理する習慣がつきにくいのです。

しかし、社内地位の向上などで若い頃とは比べものにならないほど仕事が増えると、要領のよさだけでは通用しません。数が少なければ頭のなかを整理しなくてもこなすことができますが、あまりにも量が多いと、思考が散らかったままでは把握しきれないもの。

その結果、たくさんの物事を覚えておくことができなくなり、物忘れがひどいという症状に悩むことになるのです。

身の回りが整理できているかどうかは、思考が整理できているかどうかのバロメーターだといえるでしょう。

物忘れが増えてきたら、身の回りの整理から始めよう

仕事で忙しいと、どうしても身の回りが散らかりがちです。

でも、実はやることが多いときほど整理・整頓が重要。何がどこにあるのかわからない状態は、仕事の効率を下げる原因にもなります。まずは身近なところの整理から始めましょう。

(1)いつも使うカバンの整理

カバンの中身をすべて出してみて、いるものといらないものとに仕分けします。いつも鞄に入れるべきものは、定位置を作ってもいいでしょう。カテゴリー別にポーチを作って小分けにすると、カバンの中身をよりいっそう把握しやすくなります。

ポイントは、今、本当に必要なものだけを入れること。たとえば、優先度の高い仕事の書類はカバンに入れ、それ以外の資料は入れる引き出しを決めるなどの明確なルールを決めておきましょう。

(2)机の整理

次は机の整理です。書類が大量にある場合は、クリアファイルや整理箱などを使って分類することから始めてみましょう。ラベリングするのもおすすめです。
ルールをいい加減にしてしまうと、思考の整理にあまり効果がなくなってしまうので、自分だけでなく、ある程度は他の人が見てもわかるように意識するようにしてください。

整理整頓をしているときには、物事をカテゴリーに分けて考えています。書類をファイルに分類しているとき、思考もファイルとして整理しているのです。

このファイル化こそ、思考の整理の第一歩。膨大な資料でも、ファイルで分類されていればすぐに目的のものを引き出せるのと同じように、やるべきことがたくさんあっても、思考をファイル化して整理しておけばすぐに思い出せるようになります。物と思考を整理して、物忘れの防止に取り組みましょう!

身の回りの整理が、脳にいい影響を及ぼす

思考を整理して物忘れを防止すること以外でも、身の回りを整理することは、脳にいい影響を及ぼすといわれています。

(1) 手を使うことが脳のウォーミングアップに

手を動かす運動系の機能は、脳の表面中央付近に分布しています。そのため、片付けで手を動かすと、脳の高いところまで血が巡ることに。脳の広い範囲の血流がよくなるといわれています。また、片付けをしているときには脳の中枢である前頭葉という部位が働き、「選択」「判断」「系列化」という作業を行っています。

つまり、手を動かして片付けをすると、脳のさまざまな領域の活性化を促せるということ。片付けを毎朝の習慣にすると、脳のウォーミングアップになるのでおすすめです。

(2)選択・判断の効率化で、仕事のスピードアップ

人間がこなせる物事の量には、限りがあります。だからこそ、やることが多いときには自分がパワーを割くべき仕事を見極めることが大切。取り組む問題を限定し、ひとつの物事に集中できる環境をつくると、脳の力を最大限に引き出すことができるといわれています。

机の上がごちゃごちゃしていたら、必要なものを探すのにいちいち時間がかかったり、作業のスペースが狭かったりして、集中力が削がれると思いませんか?最善の環境づくりが、仕事のスピードアップにつながるのです。

まとめ

物忘れの多さで悩んでいる人は、まず身の回りの整理から始めてみてください。物理的な整理が、思考の整理につながります。片付けの習慣がつくと、脳にはうれしいことばかり。

物忘れを防止して、さらなる仕事の効率化を目指しましょう!

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フリーライター

牟田 悠(むた はるか)

立命館大学大学院文学部日本文学専修前期課程修了。フリーライターとして、関西圏を中心に活動中。
質のいい記事をよりスピーディーに書き上げられるよう、脳の働きや集中力に関する情報にアンテナを張っています。