大人のみだしなみ~好みは人それぞれ~

油井 康子(あぶらい やすこ)
ありがとうと思った人の数28

<メンバー>Mさん、Kさん、Tさん、Iさん、Sさん

当連載では、50代の方にお集まりいただき、心身の健康や人間関係など、4つの異なるテーマを設けて、お話を伺っていきます。年齢を重ねたからこそ話せる、日々の体験や生き方。「あるある」と共感できたり、「それ真似したい!」と思えるお話が満載です!

<前回までの記事はこちら>
座談会 その1:元気に、健康にいるために~心身の変化を感じ取る~

体型やお肌のことなど、年齢と共に見た目に関するお悩みも増えるようです。今回は、50代の5人の方に、大人だからこそ感じる悩みや体験を語っていただきました。

年齢と共に服を選ぶ基準が変化

(司会)本日は、『あたまナビ』の座談会にお集まりいただきありがとうございます。今回のテーマは「大人の身だしなみ」です。皆さん、どうぞ気楽に、率直にお話しくださいね。どうぞよろしくお願いします。

全員:よろしくお願いします!

(司会)皆さんは、ご自分の見た目について何かお悩みはありますか?特に若い頃と今で変化を感じることがあればお聞かせください。

Sさん:若い頃は見た目で判断されることが多く、「お母さんらしくしよう」とか「年齢に合ったものを着よう」などと意識していました。ですが、そればかり気にしすぎると「自分らしくないな」と思うことも。かといって、自分の好きなものを着ると必要以上に若く見られてしまったりもして、悩みは尽きませんでしたね。

(司会)選ぶ服によって、イメージがガラッと変わることもありますよね。Sさんは、以前の座談会で食生活に気をつけているとおっしゃっていましたが、お若い頃と比べてスタイルに変化はあったのでしょうか。

Sさん:体型は若い頃とあまり変わっていないです。なので、今は自分が好きでずっとしまっておいた服を取り出してきて着たりもしますね。

(司会)今のほうが自分らしい着こなしを楽しめるようになったということでしょうか。素敵ですね!皆さんは、若い頃と年齢を重ねた今で選ぶ服の基準は変わりましたか?

Mさん:若い頃は、友人や恋人と遊びに行ったりするために流行の服を買ったり、オシャレをしたりしていましたが、今は動きやすさや実用性が第一ですね。決まった店でいつもの服を買い、着れなくなったらまた同じものを買います。

Kさん:私も同じく、より動きやすい気楽な服を選ぶようになりました(笑)。若い頃から流行に左右されないベーシックな服を選んでいましたが、より自分が楽でいられる方向へ。お店もショッピングセンターや問屋さんなど、お手ごろ価格なものがそろっていて買い周りやすい場所に行くようになりました。

Tさん:自分の見た目の変化もありますが、若い頃の服は今の流行とは全然形が違っていて、大切に置いていても結局着られないことも多いですね。若い頃は、ジャケットには肩パッドが入っているのが普通でした。

Iさん:そうそう、肩パッド、入ってました!あと、男性のズボンにはなぜか必ずタックが入ってました!(笑)

Mさん:買ってました、タック入りズボン(笑)。

全員:(笑)

Tさん:肩パッドを自分で抜いて着てみるんですが、やっぱり今のスタイルとは違う、ちょっと古い印象になります(笑)。そうかと思えば、高校生の頃に買ってもらったブラウスは今も気に入って着ていたり、あまり着こなし方がわからなかったものが、最近似合うようになったりすることも。

(司会)お洋服はいいものを買った時ほど、手放す時期がわからなくなりますよね。何か自分なりにルールを決めていらっしゃいますか?

Tさん:最近は高いお洋服でも、重くて肩が凝るようなものは手放すようにしています。捨てる前には他にいい着まわしができないか、直して使えないかなど考えますね。

(司会)一時的な流行やまわりの目などにとらわれず、心地よさを優先できるのは、年齢を重ねたからこそかもしれませんね。

男性も女性も持っている?それぞれの髪のお悩み

(司会)お洋服以外に、見た目のお悩みがあったら聞かせていただけますか。

Kさん:40代後半から白髪が増え始めて、最近さらに白くなってきたんです。急に増えたので、家族がいない時を見計らって自分で白髪染めをしています。でも、すぐに伸びてきて、根元や生え際が目立ってしまうのが悩みです。

Iさん:40代後半からだったら、遅いほうですよ!私はもういつから始めたかわからないくらい、ずっと染め続けています(笑)

Tさん:同じく!ただ、私は皮膚が弱くて、一般的なものだと痒くなってしまうんです。いろんな美容室を探した結果、ヘナ100%で染められるところを見つけて通っています。ヘナを扱う美容室はたくさんありますが、意外に100%のところは少ないですね。時間もお金もかかりますが、気になってしまうので続けていますいつかは染めるのをやめて、以前から憧れているグレイヘアにも挑戦したいですが、そうすると一層メイクや服に手を抜けなくなってしまいそうで、まだ勇気が出ません(笑)

(司会)皆さん染めていらっしゃるのですね~。ヘナにも種類があるのは初めて知りました!

Mさん:私は白髪もそうですが、薄毛なんですよね。ある時期までは気にしていて、育毛剤を使ったりもしていましたが、最近は気にならなくなりました。大きな病院の皮膚科に相談してみたら、「うちの皮膚科の教授も実はハゲてます」って言われて、なんだかそこで吹っ切れたんです(笑)

全員:(笑)

Mさん:最近は医療や美容分野が発達して、いろいろな対処法がありますよね。でも、私はメディアに出たり、接客したりする仕事をしているわけではないので、自分が気にならなければいいかと開き直っています。

(司会)たしかに!いろいろな選択肢があるなかで、「気にしない」というのも一つの手ですね。人それぞれ、悩みへの対処法があるものですね。

緊張感が見た目を変える

(司会)Mさんから「メディアに出たり接客をしなければ見た目は気にしない」というご意見がありましたが、この中で見た目が大事なお仕事をされている方はいらっしゃいますか?

Iさん:私はまさに接客業で、大手のレストランチェーンで働いています!カジュアルなお店ですが、やはり身だしなみはすごく厳しいですね。髪や爪の状態などの細かなチェック項目があり、スタッフ同士で毎日確認してからフロアに出ます。

(司会)食べ物を扱うお店は厳しいのですね!働きはじめて、見た目に関する意識は変わりましたか?

Iさん:はい、やはりお客様やお店のスタッフから見られているという緊張感がありますね。「ちゃんとしなきゃ」と意識するうちに、気がつけば1年半ほどで8kg痩せました

(司会)8kgも!それはすごい。過度な痩せ方ではなく、Iさんは健康的な印象を受けます。

Iさん:おかげで、仕事中だけではなく、自宅や外出先でも「見られている」という意識を持つようになりました。オシャレというよりも、清潔感が大切ですね。

(司会)見た目に関して、「気にしない」というご意見と、「気にする」というご意見、対極的ですがどちらもとても参考になりました。

まとめ

見た目に関する悩みや考え方は、人それぞれ。自分のライフスタイルに合わせた身だしなみの整え方があるのですね。世の中の流れや、自分自身の考え方など、年齢を重ねるとさまざまな変化を経験します。その変化をどう受け止め、受け入れていくかもまた人それぞれ。あなたはどんな風に受け止めますか。皆さんの考え方、ご意見もぜひ参考にしてみてください。

参加者の皆さん、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

次回のテーマは「家族・友人との関係~身近な人を大切に~」です。お楽しみに!

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フリーライター

油井 康子(あぶらい やすこ)

大阪生まれ、京都郊外在住。京都の大学を卒業後、会社員などを経て2012年頃よりフリーライターとして活動。自宅で常に数本の原稿を並行して執筆しているため、仕事部屋や頭の中の整理整頓術を日々模索しています。