【朗報】目覚ましの音を変えるだけでスッキリ起きられる!おすすめの音を2種類ご紹介
朝、目覚まし音が鳴ってもスッキリと起きられず、1時間くらいベッドでダラダラしてしまう。
なんとか立ち上がって、ぼんやりしたまま会社に出社。
このような方、多いのではないでしょうか。
気力ではどうしようもないので、朝から元気な人がうらやましくなりますよね。
そんなあなたのために、この記事では「おすすめの目覚まし音」について、オーストラリア・ロイヤルメルボルン工科大学の研究結果をもとに解説していきます。
スッキリと起きられると、朝から最高のパフォーマンスが期待できます。
寝起きが悪く、お悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
スッキリした寝覚めは「目覚まし音」がポイント
朝、スッキリと目覚めるにはどのような目覚まし音が良いのでしょうか?
ここではロイヤルメルボルン工科大学の研究で解明された「目覚ましに最適な音」について、次の2点を解説していきます。
1.鳥の鳴き声や水のせせらぐ音
2.音楽
順にみていきましょう。
1.鳥の鳴き声や水のせせらぐ音
同大学の研究結果 によると、「鳥の鳴き声や水のせせらぐ音」が最も目覚めが良いと実証されています。
研究チームは被験者に、4種類の音を起床時に聞かせて頭の働きを調査しました。
https://www.longdom.org/articles-images-2021/sleep-disorders-therapy-frequencies-10-326-g001.png
(出典)Journal of Sleep Disorders & Therapy Open Access:The Awakening Futures Sound Positive! Commentary On The Efficacy For Audio To Counteract Sleep Inertia
グラフの縦軸は「頭が働かない状態」の頻度を表しています。
(オレンジ:ほんの少し/グレー:時々/青:しばしば/黒:毎回)
グラフの横軸の項目は、左から順に次の音を表しています。
・単調なアラーム音
・歌
・音楽(ボーカルなし)
・鳥の鳴き声や水のせせらぎなどの自然環境音
グラフを見ると「鳥の鳴き声や水のせせらぐ音」が最も「頭が働かない」頻度が少なくなっています。言われてみれば、気持ちよく眠っているのに大音量の「ピピピ…」「ジリジリ…」という音でたたき起こされたら、一気に不快な気分になりますよね。さわやかな自然環境音なら、気持ちよく起きられそうです。
しかし「そんな生ぬるい音では起きられない」という方も多いはず。次は音楽についてみてみましょう。
2.音楽
同大学の別の研究 では、起床後のパフォーマンスを上げる最適な目覚まし音楽の条件として、次をあげています。
・気軽に口ずさめるメロディ
・周波数は500ヘルツ前後
・テンポは行進曲と同じか、もう少しゆっくりめ
周波数の例をあげると、500ヘルツは男性のおだやかな話し声、1,000ヘルツは女性の話し声、2,000ヘルツがソプラノ歌手の歌声や赤ちゃんの泣き声です。
「遅くもなく早くもなく」「気軽に口ずさめる音楽」というのはどのような曲でしょうか? この研究に携わった認知研究者、スチュアート・マクファーレン氏は、これらの条件をもとに「目覚めを改善させるメロディ」を作っています。そのサンプル音を聞いてみましょう。
なるほど、この音楽ならさわやかに目覚められそうです。この他、マクファーレン氏はジャクソン5の「ABC」の曲も理想的な目覚まし音としています。
単純なアラーム音ではなく、上記のような曲を目覚まし音に使用すると、その後眠気を感じにくくなるそうです。
また「好きな曲ほど覚醒の効果が高まる」という結果も出ています。自分の好きな曲のうち、なるべく上記の条件を満たす曲を探して目覚ましに使用すれば、気持ちよく目覚められるでしょう。これは明日からでもさっそく試せそうです。
最適な音量は年齢によって異なる
同研究では「音量」についても言及しており「若い人ほどアラームの音量を大きくすると快適に目覚められる」としています。人間は年齢を重ねるほど眠りが浅くなる ので、音量が小さくても目が覚めやすくなるのかもしれません。ぐっすりと熟睡できる若い方は音量を大きめに設定して、寝過ごさないようにしましょう。
朝の目覚めが良いと期待できること
朝、スッキリ起きられるようになると、生活はどのように変化するでしょうか?
・勉強や仕事の効率が上がる
・気分良く人と接することができる
・朝ごはんがおいしく食べられる
・元気になれる
・意欲がわいて新しいことにチャレンジしたくなる
朝の目覚めが変わるだけで、1日の活動量が増えて人生が楽しくなりそうです。さわやかな目覚めを追求することは、想像以上に大切なことなのかもしれません。
まとめ
今回は、ロイヤルメルボルン工科大学の研究結果をもとに「快適に目覚められる目覚まし音」について解説しました。起床後のパフォーマンスを上げるには「鳥の鳴き声や水のせせらぐ音などの自然環境音」か「気軽に口ずさめる音楽」を目覚まし音に使用すると良いことがわかりました。
寝起きが悪い方は寝坊が心配で「嫌でも目が覚める不快な音」を大音量で目覚ましに設定しがちです。でも、それがかえって目が覚めにくい結果になっていたのかもしれません。
ぜひこの記事を参考にして、明日こそスッキリさわやかな朝を迎えてくださいね。
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