朝なかなか起きられなかったり、運転中や仕事中などに眠くなってしまったりすることってありますよね。
そんな眠気を覚ましたい時に取り入れてほしいのが、香りのパワーです。
私たちには五感がありますが、その五感の中で唯一脳へ直接届くのが、嗅覚からの刺激といわれています。
香りの分子が、自律神経やホルモンバランスをつかさどる視床下部へ届くことで、緊張を和らげたり、気持ちを落ちつけたりできるそうです。
ヨーロッパの一部の国では、アロマテラピーとして、香りのパワーを医療現場で活用しています。
眠気覚ましにおすすめの香り
眠気を覚ますのにおすすめの香りは、どんな香りでしょうか。
ペパーミント
ペパーミントにはガムや歯磨き粉などに使用される、メントールが含まれています。清涼感がある香りに脳が刺激されて、気分がスッキリしますよ。
レモン
レモンといえば、さわやかな香りが特徴ですよね。
レモンに含まれている、リモネンという芳香成分には、リフレッシュ効果があるそうです。
グレープフルーツ
グレープフルーツは交感神経に働きかけるので、眠気を覚ましたい時にピッタリです。
シャキッと元気に過ごせますよ。
ローズマリー
ローズマリーには、血流を促す効果があるそうです。
眠気を覚まして、やる気を出したい時におすすめですよ。
ユーカリ
ツーンとした刺激的な香りがする、ユーカリ。
覚醒作用があり、倦怠感などを和らげる効果もあるそうです。
ハッカ
日本のミントと呼ばれるハッカは、ペパーミントと同じく、メントールが含まれています。思考をクリアにしたい時に使うとよいですよ。
香りを選ぶ時の注意点
眠気を覚ます香りをご紹介しましたが、どれでもよいわけではありません。
特に精油の場合は、人によって使用できなかったり、使用の方法に注意が必要だったりします。
禁止事項を守る
香りによっては、妊婦の方や乳幼児には使用できないものがあります。
また、柑橘系の精油には光毒性があり、肌に使用した際は、日光に当たることでシミなどの皮膚トラブルが起きることもあるそうです。
注意事項が記載されている精油は、よく読んでから購入しましょう。
好きな香りを選ぶ
自分に合わない香りを使い続けることで、体によくない影響が出ることもあります。そのため、一度香りが自分の好みか確認するとよいですよ。
品質がよいものを選ぶ
安価で気軽に購入できる精油もありますが、低品質であることも多く、期待している効果が得られないことがあります。
精油を選ぶ際は、天然100%のものを選ぶようにしましょう。
「AEAJ表示基準適合認定精油」の精油であれば、品質が保証されています。
精油を選ぶ時の基準にしてくださいね。
アロマの活用方法
実際に眠気を覚ます際には、どのような方法で香りを利用するのでしょうか。
アロマでおすすめの活用法を2つ、ご紹介しますね。
ハンカチやティッシュに染み込ませる
一番手軽にできるのが、こちらの方法です。
ハンカチやティッシュなどに、精油を1、2滴染み込ませて、枕元に置いておけば、目覚める時に香りを嗅ぐことで、スッキリ目覚められます。
アロマスプレー
●スプレー容器(ガラス製もしくはアルコール対応のもの)
●水(精製水もしくはミネラルウォーター)
●お好きな精油
●無水エタノール
スプレーの容器や使用目的によって、分量が異なります。
無水エタノールは全体の20%で用意することが多いようです。また、精油の濃度は1%だと、いろいろな用途に使えそうなので、今回は精油が1%の濃度での作り方でご紹介しますね。
例えば、50mlが入る容器で、精油は1滴0.05mlだとすると、以下の計算ができます。
精油:全体の1%(0.5ml)÷ 1滴(0.05ml)=10滴
無水エタノール:全体(50ml)× 全体の20%(0.2)=10ml
水:全体(50ml)- 無水エタノール(10ml)=40ml
容器の容量に合わせて、当てはめて作ってみてくださいね!
まとめ
香りは私たちの脳を刺激し、さまざまな効果をもたらします。
「朝はスッキリ気持ちよく目覚めたい」「午後の眠気に負けずに仕事を頑張りたい」など、眠気を覚ましたい時にもアロマはピッタリです。
アロマを日常生活で取り入れて、気持ちの切り替え上手になりましょう。
【参考文献】
アロマの香りで心や体がリラックスするメカニズムは?
5分でできる!アロマスプレーの作り方
https://aromalifestyle.tokyo/diy-aroma-spray/#index_id0
【2023年】眠気覚まし向けアロマオイルのおすすめ人気ランキング9選