みんなはどんな脳トレをやっているの?~生活に取り入れている脳トレ~
<メンバー>佐々木さん、大村さん、橋本さん、岡本さん、櫻井さん、幸子さん
当連載では、シニア世代の方にお集まりいただき、体のこと、生き方についてなど、4つの異なるテーマを設けて、お話を伺っていきます。年齢を重ねたからこそ話せる、日々の体験や生き方。「あるある」と共感できたり、「それ真似したい!」と思えるお話が満載です!
<前回までの記事はこちら>
いきいき座談会 その1:いつまでも、元気で健康に過ごすための習慣〜体の変化に備える日頃の心がけとは?〜
今回のテーマ:生活に取り入れている脳トレ
「脳トレ」とは「脳のトレーニング」の略語で、脳を活性化させるためのトレーニングのこと。 今回は皆さんが自分なりに取り組んでいる「脳トレ」について語っていただいたほか、後半には『あたまナビ』から気軽に楽しめる「あとだしジャンケンゲーム」にも挑戦していただきました!
ゲームソフトから気軽にできる日々の習慣まで。みんな脳トレに興味津々
(司会)皆さん、本日は『あたまナビ』の座談会にお集まりいただきありがとうございます。今回は「脳トレ」をテーマに、皆さんの体験談を伺っていきたいと思います。ご自身の情報収集もかねて、どんどんお話してくださいね。どうぞよろしくお願いします。
全員:よろしくお願いします!
(司会)皆さんは、普段から脳を鍛えるために、何かされているのでしょうか?
岡本:娘が脳トレのためのゲーム機を買ってくれたので、時間があればやるようにしています。例えば、家のなかに次々に人が出入りして、最終的に何人残っているかを計算するといったゲームや、文字に関するものなど、1つのソフトのなかにいろいろな種類のトレーニングが入っていて、バラエティーに富んでいます。どのゲームも、脳年齢が最後に表示されるのですが、しばらくプレイしていないと実年齢よりもグッと上がっていたりします(笑)。
櫻井:やり続けると鍛えられるし、サボるとなまってしまうのですねぇ。私はパソコンに麻雀ソフトを入れて楽しんでいます。家で手軽にできますし、頭の体操にいいですよ。
(司会)岡本さんと櫻井さんは、ゲーム機やパソコンを使って脳トレをされているのですね。最近は、脳トレに役立ちそうな本もたくさんありますが、そちらについてはいかがでしょうか。
幸子:クロスワードパズルがたくさん載っている雑誌をいただく機会があって、暇を見つけて解いていました。数独(編集部註:9×9の正方形の枠内に1から9までの数字を入れるパズルの一種)や、数字に従って線を引いていくと絵柄がでてくる「点つなぎ」なんかも面白いですね。難しいものに当たると、なかなか解けないこともありますが(笑)解くものがなくなったら、本屋さんに探しに行ったりしています。
橋本:クロスワードパズル、楽しいですよね! 私も好きで、新聞や雑誌に載っているのを見つけたらすかさず解きます。あと、テレビのクイズ番組も好きで、いつもどこで放送しているかチェックは怠りません。テレビの向こうのタレントさんたちと一緒に解いてみるのが楽しくて。
櫻井:テレビのクイズ番組は、出演者と一緒にクイズにチャレンジして、自分の方がたくさん正解したりすると気持ちがいいですね(笑)。瞬発的に答えを出そうと思えることが、いい脳トレになっている気がします。
(司会)いろいろなパズルやクイズを探して、積極的に脳トレに励んでおられるんですね!
ほかに、日常で取り組んでいることはあるでしょうか?
大村:脳トレとまではいかないのかもしれないですが…。テレビの料理番組を観ながら、レシピをメモしています。
佐々木:私も同じくです!手を動かして書くことは意識しています。力もいらないし、「脳トレしよう」といった気負いもなく、手軽にできますよね。番組を観ながら、料理家さんをアシストするアナウンサーの優しさにも癒されています(笑)
櫻井:お話しも料理も上手なアナウンサーがいらっしゃいますよね〜(笑)私も好きです。
橋本:書くといえば、私は新聞のコラムを毎日書き写しています。さらっと読んだだけではわからないことが、書いているうちに発見できるのが面白いですよ。
櫻井:頭で考えるだけではなく、手を動かすことも脳を活性化するために大事だそうですね。私は残念ながら、今はリウマチ(編集部注:免疫の異常により、主に手足の関節が炎症を起こしたり痛んだりする疾患)で手が動かしづらいので、昔やっていた編み物や手を動かして何かを書くことはお休み中です。地域の福祉事業の方にストレッチや脳トレに繋がる手指の体操などを教えてもらって、お風呂の中で練習しています。リウマチはだんだんとよくなっているので、また少しずつ編み物を再開したいですね。
橋本:少しずつでも、手を動かしたり、意識して頭を働かせるなど、どんどん自分を刺激していくと自然と脳トレになると思います。歩いているときも、ぼんやりしてちゃダメですね。歩いているときにすれ違う人をしっかり観察してみたり、工夫の余地はいくらでもありますよ。
(司会)その気になれば、いくらでも脳を鍛えるチャンスがあるものですね!
パソコンやスマホで気軽にできる脳トレ「あとだしジャンケンゲーム」に挑戦
さて、皆さんの脳トレ体験談をお聞きしたあとは、気軽にチャレンジできる脳トレゲームをご紹介したいと思います!
今回ご紹介するのは、『あたまナビ』のトップページからいつでも楽しめる「あとだしジャンケンゲーム」。参加者の皆さんに、実際にプレイしていただきました。
パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまな端末に対応しています。今回は、タブレットで皆さんに挑戦していただきます。
ルールは簡単。まず、画面中央に「グー・チョキ・パー」のいずれかが表示されます。制限時間内に画面下の「グー・チョキ・パー」の絵から「負けるもの」を選んでタップ(パソコンの場合はクリック)します。負けたあとは次の「グー・チョキ・パー」が表示されるので、同じように「負けるもの」を選んでタップ(パソコンの場合はクリック)。この繰り返しです!
皆さん、「ジャンケンに負ける」というルールに慣れず、ついつい勝ってしまいます…。勝つとゲームオーバー。「あっしまった!」の声が次々と。
初めてタブレットを使う方も多く、最初は苦戦! ですが、機械とゲームのルールに慣れるにしたがって、明るい笑い声が会場に響き渡りました。
(司会)「あとだしジャンケンゲーム」、やってみていかがでしたか?
幸子:慣れるまではけっこう難しいですねぇ~。トップバッターで皆さんに注目されたこともあって、ちょっと焦ってしまいました…!
櫻井:私はタブレットに不慣れで、最初はタップしても反応しなかったり、画面が変わったことに気づかなかったりもしました。コツは掴んだので、自宅のパソコンで再挑戦したいですね!
岡本:「負ける」というルールを理解しているつもりなのに、長年の習慣のせいか、最初はつい勝ってしまって早々にゲームオーバーしてしまいました(笑)。
橋本:同じく(笑)。単純なルールなのに、勝ち負けが逆転するだけでちょっと慌てちゃいます。
(司会)全員が深くうなずいておられますね(笑)
佐々木:最初は失敗してばかりでしたが、みんなでわいわいゲームをするのはとても面白かったです。
大村:アドレスがわかればパソコンやスマートフォンで気軽にプレイできますし、またやりたいですね!
(司会)はい、ぜひお家でも挑戦してみてください!
まとめ
大村さんの最後の言葉に、皆さん笑顔で同意してくださいました!年齢を重ねるとともに、脳機能も低下していきます。それを防ぐための脳トレの方法は、身近なところにもヒントがたくさんありました。無理なく、楽しく取り組める脳トレを、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。『あたまナビ』の脳トレもぜひチャレンジしてみてくださいね♪
「あとだしジャンケンゲーム」はこちらからチャレンジできます!
『あたまナビ』の脳トレに関連する記事もぜひご覧ください。
・脳トレはこれがオススメ!脳の活性化につながる脳トレ 9選
・簡単!家にあるもので出来る脳トレ5選
参加者の皆さん、本日はありがとうございました!
さて、次回のテーマは「“物忘れがひどい”“おでかけがおっくう”〜日常生活で困ったときの対処〜」です。お楽しみに!
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フリーライター
油井 康子(あぶらい やすこ)
大阪生まれ、京都郊外在住。京都の大学を卒業後、会社員などを経て2012年頃よりフリーライターとして活動。自宅で常に数本の原稿を並行して執筆しているため、仕事部屋や頭の中の整理整頓術を日々模索しています。