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東大生の65%がスイミングを習っていた!?水泳が脳に良い理由とは

牟田 悠(むた はるか)
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スイミングは、子どもたちの習い事の定番。体づくりや呼吸機能の向上を目指したり、水泳の授業で困らないようにあらかじめ習い始めたりするのが一般的なイメージかもしれません。しかし、実のところ水泳は脳のトレーニングにも非常に効果的だといわれているんです。そこで今回の記事では、水泳が脳にもたらす効果についてご紹介します。

東大生の65%が、子どものときにスイミングを習っていた!

東大家庭教師友の会が行ったアンケートによると、東大生202人のうち65.8%が子どものときにスイミングを習っていたそうです。また、オーストラリアのグリフィス大学の教授が行った5歳以下の子ども約7000人を対象とする調査では、スイミングに通う子どもは学習成績がよかったのだとか。数学関連の問題に強く、自己表現力に優れ、読み書きや計算力でも高い能力を示したと報告されています。

近年、運動によって脳が鍛えられることや、子どもの学習成績と運動能力とに相関関係があるということなどが徐々に明らかになってきていますが、さまざまなスポーツがあるなかでなぜ水泳が効果的なのでしょうか?

発達科学コミュニケーショントレーナーである吉野加容子氏によると、水泳をすることによって思考力が鍛えられるそうです。水中では普段通りに呼吸ができないため、息継ぎのタイミングや体の動きなど、次の行動を考えなければなりません。そうすることで、思考力を司る脳の前頭葉を効率よく働かせられるようになるといいます。

神経系が発達する幼児期に始めるのがベスト

それでは、子どもにスイミングを習わせるのであれば何歳くらいからがいいのでしょうか?

1930年代に提唱され、現在もさまざまな分野で活用されているスキャモンの発育曲線(上図)によると、脳や脊髄などの神経系型は出生直後から急激に発育するそうです。4、5歳までには成人の80%、6歳では90%にも達します。そのため、8〜10歳になるまでに神経系の発達を促すような刺激を与えることが大切なのだそうです。

大手スイミングスクールである「イトマンスイミングスクール」は、神経系の発達がピークを迎える時期に水中で体を動かすことは、脳の空間認識能力を鍛えることにつながるという情報を発信しています。水中でバランスをとるためには体の軸や手足の状況を頭のなかで立体的にイメージする必要があるため、空間認識能力のトレーニングにもつながるのだそうです。

「空間認識能力」とは簡単にいえば空間を立体的に把握する力のことで、数学や科学系のスキルとも非常に関係が深いとされています。ぜひ、子どものうちから鍛えたいものですね。

水泳は子どもだけでなく、大人にもいい影響がいっぱい

水泳は子どもの脳の発達にいいだけではありません。大人になってから始めても、心身にいい影響があるといわれています。

たとえば、脳への刺激。プールに入ると体全体で水の感触や流れ、水圧、浮力といったさまざまな情報を感じ取ります。そのため、脳が多くの刺激を受けて活性化するそうです。

また、水中では陸地とは違った環境で姿勢を保たなければなりませんが、そのときに活躍するのが体のバランスをコントロールする小脳。大脳新皮質や末梢神経から得た情報をもとに平衡感覚を保ち、スムーズな運動を可能にします。つまり、小脳と大脳新皮質との連携によって脳全体のはたらきが活発になるのです。

もちろん、脳だけでなく体にもさまざまな効果が期待できます。そのひとつが全身運動。陸上とは違い、浮力や水圧、抵抗がある水の中で体を移動させることにより、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができるのだとか。また、水中では運動による体温の上昇が抑えられるのもポイントです。脳も体もオーバーヒートを起こすことなく、長時間のエクササイズを続けることができるのだそうです。

さらに、水に浮いている間は筋肉がリラックスして血液の循環がよくなります。水泳は、心身のストレスを解消するためにも有効であると言えるのです。

まとめ

体にも脳にもいい水泳の効果、いかがだったでしょうか?スイミングプールは全国にあり、子どもから大人まで気軽に始めやすい習い事なので、興味を持った人はぜひトライしてみてくださいね。

また、子どもの脳にいい成分といえばDHAが有名です。DHAについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
子どもや乳幼児が賢く育つための大切な栄養素、DHAの効果とは?

ちなみに、大人の脳によい成分についてはこちらの記事で紹介しています。今回の記事と併せて、ぜひチェックを!
年齢によって必要な成分は変わる!子どもにはDHA!では大人に必要な成分は?

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フリーライター

牟田 悠(むた はるか)

立命館大学大学院文学部日本文学専修前期課程修了。フリーライターとして、関西圏を中心に活動中。
質のいい記事をよりスピーディーに書き上げられるよう、脳の働きや集中力に関する情報にアンテナを張っています。