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大人になってからの勉強には、脳のウォーミングアップとロスマリン酸が重要!

牟田 悠(むた はるか)
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資格取得や英語、趣味の習い事など。大人になっても学び続けることで、人生は豊かになっていきます。

しかし、せっかく新しいことを学び始めようと思っても、「若い頃に比べて集中力が続かない」「物覚えが悪くはかどらない」と感じることはありませんか?そんなとき、年齢のせいにして勉強自体をやめてしまうのはとても残念。脳へのアプローチによっては、大人になってからの勉強でも効果を上げることができるのです!

そこで、今回の記事では勉強をするのに理想的な脳をつくる習慣をご紹介します。

ポイントは前頭葉にあり

頭が思うように働かないと感じるときには、脳のなかでも「前頭葉」と呼ばれる部分が疲れているのかもしれません。

前頭葉は、脳の大半を占める大脳のなかでも一番前にある部分。思考する、意思決定をする、集中する、記憶をコントロールするなどの機能を司る、非常に重要な部位です。ここから命令を発することで脳の他の領域の機能も働くため、「脳の司令塔」ともいわれます。

前頭葉が元気であれば、創造的なアイデアが湧いてきたり、積極的にいろいろなことをこなしたり、的確な判断を下したりすることができます。しかし、疲れてくると意欲や想像力が低下し、感情のコントロールも難しくなるため、冷静な判断を下せなくなる場合もあります。

勉強への意欲がわき、さらに効果・効率もあがるように、さっそく前頭葉を鍛えていきましょう!

朝は脳のウォーミングアップを

前頭葉を含む脳の活動を安定させるためには、生活のリズムを整えることが大切です。

まずは、毎朝決まった時間に起きることを心がけましょう。起床後は、足、手、口を使った脳のウォーミングアップを。料理や部屋の片付け、音読など、ちょっとした行動で脳が目覚めます。

とくにおすすめしたいのが、朝の散歩。20分ほど歩いていると、体内に血液が循環します。ポイントは「足を動かす」という指令を発する脳の機能が、頭頂部近くにあること。そのため歩くことによって血液が脳の高いところにまで汲み上げられ、脳全体に血液が巡りやすくなるそうです。血液には、新鮮な酸素が含まれています。脳は多くの酸素を必要とする器官。歩くことによって酸素が送り込まれると、注意力や思考力、意欲などが大幅にアップするといわれています。

ちなみに、歩くことには「セロトニン」という幸せを感じるホルモンを脳内に増やすという効果も。爽快さを感じられるので、ぜひ一度朝の散歩を試してみてください。

ロスマリン酸で脳機能の低下を防ぐ

脳を目覚めさせると同時に、脳機能の低下を防ぐこともまた大切です。

そのためにおすすめなのが、「ロスマリン酸」を摂取すること。シソ科のハーブに多く含まれるポリフェノールの一種で、近年、脳機能の分野で注目を集めています。ロスマリン酸の効果は、簡単にいうと脳の老化を食い止めること。

たとえば、脳内の神経伝達物質は、加齢とともに減少していきます。すると、記憶力や集中力、注意力、意欲などが失われていくことに。ロスマリン酸はこうした神経伝達物質の減少を抑えるうえに、新たに増やす働きもあると期待されており、今まさに研究が進められているところなのだそう!

また、脳には多くの酸素が必要だと先ほど説明しましたが、取り込まれた酸素の一部は老化を引き起こすといわれる「活性酸素」に変化します。ポリフェノールの一種であるロスマリン酸には、この活性酸素から脳の組織を守る力があるのだとか。

さらに、認知症予防効果も期待できるといわれており、ロスマリン酸には脳にうれしい働きが盛りだくさん。サプリメントなどでぜひ摂取しましょう。

ロスマリン酸について詳しくは、「今話題の脳の健康に役立つ成分「ロスマリン酸」とは?」をご覧ください。

まとめ

人生は一度きり。毎日を生き生きと楽しみ、積極的に学び続けるためには、脳のことを正しく知ってウォーミングアップと機能の低下を防ぐことが大切です。
今回の記事でご紹介したのは手軽に始められることばかりなので、ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。

脳を元気にして、より充実した日々を過ごしましょう!

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フリーライター

牟田 悠(むた はるか)

立命館大学大学院文学部日本文学専修前期課程修了。フリーライターとして、関西圏を中心に活動中。
質のいい記事をよりスピーディーに書き上げられるよう、脳の働きや集中力に関する情報にアンテナを張っています。