免疫力アップの秘訣は感謝の気持ち⁉
このところ、新型コロナウイルスの影響もあり、“免疫”というキーワードが様々なところで注目されています。
運動や入浴で体温を上げる工夫。免疫によいといわれるプラズマ乳酸菌やマヌカハニー、プロポリスなども話題になり、取り入れている方も多いと思います。
その反面、家の中にいる時間が多くてストレスが溜まるという声も・・・。
家族とのケンカが増えたなんてことはないですか?
今回はそんな方にぜひ知ってほしい、免疫アップの方法です。
免疫と大きく関わる自律神経
最初に免疫とも関係の深い自律神経について説明します。
自律神経とは、脳とつながる神経の1つで呼吸や体温調節、血圧などを24時間コントールする交感神経と副交感神経の総称です。
この二つの神経は、それぞれに特徴があります。大きくは、日中に優勢に働くのが活動モードの交感神経、夕方から次の朝までの休息時間に優勢なのが副交感神経です。
・交感神経・・・活動(緊張)
・副交感神経・・・休息(リラックス)
この2つがバランスよく働いていると、脳は安定した状態を保つことができ、体調はもちろん免疫機能も正常に働くことができます。逆にバランスを崩すと免疫力の低下につながります。
ストレスが自律神経のバランスを乱す
強いストレスを感じると、そのストレスに負けないために交感神経を高めて防御しようとします。しかし、この状態が長く続くと、交感神経ばかりが優勢になって、常に緊張状態。
心と体は不安定になり、免疫力にも影響を及ぼします。
ストレスで体調を崩してしまうのは、この自律神経のバランスの崩れが関係しているのです。
癒しホルモン『オキシトシン』が免疫アップを促す
オキシトシンは脳の下垂体という部分から分泌されるホルモンで「癒しホルモン」や「愛情ホルモン」と呼ばれることもあります。
もともと妊娠や出産に関係するホルモンとして知られていたのですが、最近の研究でオキシトシンの分泌量が増えるとストレスへの抵抗力が上がること、免疫アップが期待できることがわかってきました。
つまり、オキシトシンを分泌することで、ストレスからくる自律神経のバランスの乱れを防ぎ、免疫力アップにもつながるということです。
『オキシトシン』を増やす方法
では、妊娠中でない女性や男性がオキシトシンの分泌量を増やすにはどうすればよいか?
それは、優しい気持ちになって、コミュニケーションを図ることです。
相手の良いところを見つけて褒める。
「ありがとう」と声にだして感謝を伝えてみましょう!
このとき、感謝を伝える側も伝えられた側もオキシトシンの分泌が増えるそうですよ。
まとめ
生活環境の変化で今までにないストレスも多く感じる毎日ですが、身近な人に感謝を伝えることで、免疫力が上がるなんてとても素敵ですね。
ぜひ、大切な人に感謝の気持ちをお伝えください。
参考情報
・人に優しくするとストレスに強くなる! ホルモン物質「オキシトシン」の秘密(EMIRA)
https://emira-t.jp/special/9447/
・著:中野信子
キレる!(小学館新書)
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