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認知症は脳の糖尿病!?認知症を防ぐ食事術 ①

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近年、専門家の間では認知症が脳の糖尿病といわれていることをご存知ですか?
脳は身体の中でも、特に多くの酸素とエネルギーを必要とする臓器の1つです。
血管の健康と脳の健康は切っても切れない関係。認知症予防にも大きく関わるようです。
認知症と糖尿病との関係性、そして認知症リスクを下げるための食事術についてお伝えします。

生活習慣病の蔓延と認知症患者の増加

高齢化が進むと同時に増加しているのが認知症患者とその予備軍のMCI(軽度認知障害)
急増の要因として高齢化が進んだこともありますが、大きな原因は、生活習慣病の蔓延が影響していると考えれています。
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の増加による血管の老化が、認知症の急増に直結しているというのです。多くの酸素とエネルギーを必要とする脳にとって、それらを供給するための血管の老化は、機能低下につながります。このことは、動脈硬化による脳梗塞や脳出血などの脳卒中などが原因となって起こる「脳血管性認知症」からもよくわかると思います。血管がもろくなり、必要な栄養を脳に届けることができなければ、その部分から脳の神経細胞機能しなくなってしまいます。

加齢よる防衛能力低下が脳血管の炎症を加速させる

生活習慣病によって脳の動脈硬化が起きると、脳の血液循環が10~20%ほど低下します。自覚症状はなくても、毛細血管のレベルでは炎症が始まり、長年かけてゆっくり進行していきます。
炎症を解消できるうちは良いのですが、年齢を重ねるにつれて、脳内の防衛能力は衰え、炎症に負けてしまいます。これを「脳内炎症」と呼び、アルツハイマー型認知症はその最たるものです。
炎症を起こす重大な要因は、酸化ストレス。体内に活性酸素を増やさないことが大切です。活性酸素は、不規則な生活をはじめ、ストレス、暴飲暴食、喫煙などによって増えてしまいます。

アルツハイマー型認知症は脳の糖尿病

認知症と深い関係があると注目されているのが「糖尿病」です。 実は、糖尿病患者は認知症の合併率が高いというデータがあります。「糖尿病」が発症リスクを高めるのも、脳の血管の老化を進行させ、動脈硬化を引き起こすことが影響していると考えらえています。
最近では、アルツハイマー型認知症は低インスリン状態が原因なのではないかとの仮説から「脳の糖尿病」といわれれるようになりました。
そして、脳のゴミ「アミロイドβ」の沈着がアルツハイマー病の直接の原因ではなく、すでに起きている脳の炎症を抑えるためにできた「結果」ではないかとの見方がされています。

パート②に続く

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