認知症予防には「新しいこと」に挑戦してみることが大切!
森本 満里菜(もりもと まりな)
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「やってみたいことがあるけど、この歳から始めるのもなあ・・・。」
「もう少し時間に余裕ができたら始めようかな。」
あなたもそんな風に考えて、新しい習いごとや趣味を始めることを踏みとどまっていませんか?
実は、新しいことを始めることは脳を活性化させるために最も大切です。
脳のためにも、億劫な気持ちを吹き飛ばして「新しいこと」を始めてみませんか?
脳のネットワークは人によって異なり、誰しも向き不向きがあります。
そのため、これまでの趣味にとらわれずに、自分に合ったものを見つけると良いでしょう。
自分に向いていると思えるものや、楽しいと思えるもの、特技を活かせるものを趣味にできると良いですね。
統計上では、絵画や彫刻などアート系の趣味が、いちばん脳を刺激するといわれており、認知症予防に効果があるとのデータがあります。
しかし、アート系の趣味を始めるのはハードルが高く、絵を描くことが苦手な人が絵画を趣味にするのは難しいし、かえってストレスになることもありますよね。
そんな方には塗り絵がおすすめです。お手本通りに塗るだけではなく、自分で色を選んで塗っていくことで「自己表現」をすることができます。花や建物などの風景の塗り絵をするのであれば、実際に足を運び記憶したうえで取り組むとなお効果的です。
また、創作活動の一つとしては川柳や俳句のように、言葉を使うことも脳に良い効果があります。日記や手紙のような文章を書くのも良いですね。
でき上がった作品を人に見せて、評価をもらうことでも大きな達成感と自信を得ることができるので、脳を活性化させるためのモチベーションにもなりますよ!
新しい人と出会い、誰かの役に立っている、感謝されていると実感できればなお一層良い効果があります。
新しい趣味や地域のコミュニティに飛び込めば、新しい人間関係が広がり外に出るきっかけにもなります。社会情勢が落ち着いたらぜひ挑戦してみてください。
運動は、脳を活性化するのに役立ちます。筋トレやウォーキング、ストレッチなど何でも良いのでとにかく体を動かしましょう。
外出がしにくい今の時期には家の中を歩く、ストレッチをする、立ったままテレビを見るといった簡単なことでも良いですよ。
何かを新しく始めて世界を広げていくことに、年齢制限はありません。
積極的に新しいことにチャレンジして、いつまでも脳を若々しく保ちましょう!
【参考】
『若々』2021年1月号 特集 脳より
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